コミックシーモア、2週間ぶりに一部再開——使うには「パスワードの再発行」が必要、本棚アプリはまだ使えず

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月29日 更新
コミックシーモア、2週間ぶりに一部再開——使うには「パスワードの再発行」が必要、本棚アプリはまだ使えず

読み放題のページを開いても、まず出てくるのはログイン画面でした。
10月15日から止まっていた電子書籍ストア「コミックシーモア」が、10月29日にようやく一部機能を再開しています。
2週間ぶりに使えるようになったのは嬉しい一方、再開初日はログインでつまずいた人も多かったようです。
普段からコミックシーモアで漫画を読んでいる人、あるいは他社の電子書籍サービスを運営している人にとっても、今回の復旧の進み方は参考になる部分があります。
この記事では、何が再開して何がまだ止まっているのか、そして再開直後に起きたログイントラブルをどう解決すればいいのかを整理します。

先に結論をまとめると:
– 10月29日、購入済み作品のWEBブラウザでの閲覧や読み放題サービスの利用、会員情報の変更などが再開されました(運営による「第5報」)
– 再開した機能を使うには、全員が「パスワードの再発行」をする必要があります
– 本棚アプリや作品・ポイントの購入はまだ停止中で、本棚アプリは近日中、購入は決済手段ごとに順次再開予定です

10月29日に出された「第5報」の中身

コミックシーモアを運営するNTTソルマーレは10月29日、不正アクセスに関する発表としては5回目となる「第5報」を公式Xアカウントで発表しました。

今回の発表で再開したのは、購入済み作品をWEBブラウザで読む機能、読み放題サービスをWEBブラウザで使う機能、会員情報の変更、そして登録中の月額メニュー・読み放題サービスの解約申請です。
いずれの機能も、利用するには一度パスワードを再発行する必要があります。
普段パスワードを意識せず自動ログインしていた人ほど、「あれ、入れない」と戸惑うタイミングになりそうです。
一方で、本棚アプリの利用や、作品・ポイントの購入、新刊自動購入、サイトの退会、各種履歴の確認、新規会員登録は10月29日時点でまだ再開していません。
本棚アプリは近日中に、作品・ポイントの購入は決済手段ごとに順次再開していく予定とされています。
ではなぜ、まとめて一気に再開するのではなく、こうした段階的な形を取っているのでしょうか。

調べて分かったこと

そもそも何が起きていたのか?

事の発端は10月15日木曜の午前11時35分です。
コミックシーモアは外部からの不正アクセスの疑いを確認し、サービスを全面的に停止しました。
日本経済新聞やインプレスのMANGA Watchなどの報道によると、最大約420万件の会員情報に影響が及んだ可能性があるとされています。
ただしこの約420万件には同一ユーザーの情報が重複している可能性があり、実際の対象人数はこれより少ないとみられます。
クレジットカード情報は対象システムで保有しておらず流出しておらず、購入履歴の流出や「MY本棚」の流出・消失・欠損も確認されていないとのことです。
停止から約2週間、復旧の見通しがはっきりしないまま待たされていた利用者にとって、今回の一部再開は久しぶりの前進といえます。

なぜ機能をまとめて再開しないのか?

本棚アプリや購入機能より先に、WEBブラウザでの閲覧や解約申請が優先されたのには理由がありそうです。
購入済み作品を「読む」機能や、重複課金を避けるための「解約申請」は、利用者の不利益に直結しやすい部分です。
一方で新しい購入や新規登録は、システムの安全性をより慎重に確認してからでないと再開しにくい領域と考えられます。
実際、作品・ポイントの購入は「決済手段ごとに順次再開」という、ひとつずつ確認しながら進める形が取られています。
全部を一気に戻すのではなく、利用者が困る部分から段階的に戻す——今回の復旧はそうした優先順位で進んでいるようです。

コミックシーモアにログインできないときはどうすればいいのか

再開直後、公式アカウントには「ログイン時の不具合」についての問い合わせが多く寄せられていたようです。

この投稿に添えられた案内画像によると、原因は利用している端末に前回表示した画面のキャッシュが残っていることで、正しく画面が表示されない場合があるとされています。
対処法としてはブラウザのキャッシュとCookieのクリア、もしくは端末の再起動が案内されています。
あわせて、Cookieを消去すると自動ログイン(ログイン維持)が解除され、再度ログインが必要になる点にも注意が必要です。
「コミックシーモアログイン」は普段から検索されることが多い言葉で、今回のように仕様変更やトラブルが起きるたびに検索数が伸びやすいテーマです。
今回のパスワード再発行の案内も、しばらくは「ログインできない」と感じた人の検索先になりそうです。

Shiritomo編集部の考察:「第5報」という数え方が示すもの

今回の発表が「第5報」とナンバリングされている点は、SNS運用の観点からも見逃せません。
1回の告知で済ませず、進捗のたびに番号をふって区切って発表することで、利用者は「今どの段階まで進んでいるか」を追いやすくなります。
長引く障害対応では、利用者の不満は「情報が来ない」ことそのものから生まれやすいものです。
今回のように、再開する機能と再開しない機能を明示し、かつ「パスワード再発行が必要になる」という再開後に起きるはずの手間まで事前に案内しておく姿勢は、問い合わせの集中を減らす効果も期待できます。
実際、ログイン不具合の案内は、サービス再開の発表からおよそ3時間後には出されていました。
障害対応を担当する運用者であれば、「何が起きたか」だけでなく「次に利用者が困ること」を先回りして告知する今回のやり方は、参考にできる部分が多いはずです。

まとめ

コミックシーモアは10月29日、約2週間ぶりに購入済み作品の閲覧や読み放題のWEB利用など一部機能を再開しました。
利用にはパスワードの再発行が必要で、本棚アプリや購入機能はまだ停止中です。
ログインできないときは、ブラウザのキャッシュとCookieのクリアを試してみるとよさそうです。

さらに深掘りしたい方へ

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詳しい経緯は日本経済新聞の報道やインプレス MANGA Watchの記事でも確認できます。