BandLabの無料ユーザー、Studioを開くと課金画面に――日本限定で試験導入中、既存の曲は消えず

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月21日 更新
BandLabの無料ユーザー、Studioを開くと課金画面に――日本限定で試験導入中、既存の曲は消えず

無料のまま使えていたはずの「Studio」――BandLabの作曲・編集画面が、ある日突然、月額プランの案内画面に変わっている。
そんな報告が、2026年8月ごろから日本のユーザーの間で途切れずに続いています。
スマホでもPCでも曲を作る人なら誰にでも起こりうる話で、無料ツールを使って制作している人ほど影響は大きくなります。
この記事では、何が起きているのか、公式の説明と実際に変わった範囲を整理します。

先に結論をまとめると:
– BandLabでは日本国内を対象に、無料ユーザーが「Studio」(制作・編集画面)を開こうとするとメンバーシップ登録画面が表示されるケースが、2026年8月ごろから報告されています
– BandLabのサポートは、これを不具合ではなく「Studio利用にメンバーシップを必要とする新しい形態」の試験的導入だと説明しています
– すでに作成済みのプロジェクト自体は削除されておらず、3日間の無料トライアルで一時的に操作を試すこともできます

何が起きたのか

最初に目立った報告は、2026年8月21日にYahoo!知恵袋へ投稿された質問でした。
質問者は「BandLabを使おうとしたらこのような画面が出た」とし、以前は無料で開けていたはずのStudioが、メンバーシップの案内に置き換わっている状況を説明しています。

この投稿への回答や、その後の利用者からの報告をまとめたBandLab(バンドラボ)は有料化した?無料でできること・料金・解約【2026年】によると、同様の現象は2026年9月ごろから増え、10月に入っても解消していません。
Googleアカウントで作ったアカウントでは画面が出る一方、Appleアカウントで新規に作り直すとアクセスできたという報告もあり、全員に一律で起きているわけではなさそうです。

ただ、公式のヘルプやブログを確認しても、2026年10月時点で「無料プランの提供」自体は案内されたままで、Studioが開けなくなったという変更を正式に発表した形跡は見当たりません。
そこで、サポートへの問い合わせでどう説明されているのかを調べました。

調べて分かったこと

なぜ急にStudioが開けなくなったのか?

BandLabサポートの回答として伝えられているのは、「日本国内でのStudio利用には、BandLabメンバーシップが必要となる新しい利用形態を試験的に導入している」という説明です。
つまりバグではなく、日本向けに意図して設けた制限ということになります。

あわせて案内されているのが、3日間の無料トライアルです。
トライアル期間中はメンバーシップと同じ機能を一時的に試せますが、解約しない限り自動的に月額のProプランへ更新され、課金される仕組みです。
申し込む前に、解約期限(請求日の24時間前まで)を確認しておいたほうが安全でしょう。

サポートは「作成済みのプロジェクトは削除されない」とも説明しています。
保存した曲のデータそのものが消えるわけではなく、Studioを開いて編集する部分が制限の対象になっている、という切り分けのようです。

有料プランでは何が変わるのか?

案内されている有料プランは、月額2,500円の「Pro」と、年額50,000円の「Max」の2段階です(Proには年払い25,000円のプランもあります)。
どちらもAIを使った制作支援ツールや配信機能、使えるサンプル音源の増量などが上位の特典として説明されており、Studio単体を使うための最低限の料金という位置づけではなさそうです。

BandLabはもともと、ブラウザで動く無料のDAW(Digital Audio Workstation:作曲・編集ソフト)として知られてきました。
無料の間口の広さが評価されてきたサービスだけに、日本限定とはいえ入り口の部分に料金の壁ができたことは、既存ユーザーにとって小さくない変化です。

無料のままBandLabを使い続ける方法はあるか?

今回の制限がいつまで続く試験なのか、BandLabは期間を明らかにしていません。
検索の動きを見ても、「バンドラボ pc」「bandlab 使い方 pc」といった言葉は、特定の月だけ跳ねているのではなく、月によらずほぼ一定の水準で調べられ続けています。
今回の件が落ち着いた後も、無料での使い方そのものを探す人は一定数いなくなりそうにありません。

現時点でわかっている範囲では、作成済みのプロジェクトを削除せずに残す、3日間のトライアルで様子を見る、アカウントの作り方(GoogleかAppleか)によって表示が変わる場合がある、といった情報が報告されています。
ただし後者はユーザー側の体験談の域を出ず、公式が仕様として認めたものではないため、確実な回避策として案内できる段階ではありません。
アカウントを作り直す前に、既存プロジェクトのバックアップ(書き出し)を取っておくほうが安全です。

Shiritomo編集部の考察:告知より先に制限だけが届く怖さ

フリーミアム(基本機能は無料で提供し、一部の機能を有料にして収益化する仕組み)のツールが、一部地域だけで先に制限をかけて反応を見る、という進め方自体は珍しくありません。
サブスクリプション型のアプリでは、価格や制限の変更を全ユーザーに一斉告知する前に、特定の国・地域で限定的に試すやり方がしばしば取られます。

BandLabのケースで気になるのは、サポートへの個別の問い合わせには説明があるのに、公式のヘルプページやブログでは変更後も「無料プランあり」という記載が据え置かれたままになっている点です。
無料ツールに制作を依存している人ほど、こうした告知のタイムラグに振り回されやすくなります。
日頃から使っている無料サービスについては、規約やヘルプの更新日を時々確認し、プロジェクトデータは定期的に手元へ書き出しておく習慣が、今後も同様の変更が起きた際の実質的な備えになりそうです。

まとめ

BandLabでは、日本の無料ユーザーがStudioを開こうとするとメンバーシップ登録画面が表示される状態が、2026年8月ごろから続いています。
公式は試験的な仕様変更だと説明しており、プロジェクト自体は消えないとされていますが、無料での使い続け方は今のところはっきりしていません。
しばらくは公式の案内と自分のアカウントの状態を、こまめに確認しておくのが安全です。

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