AI活用事例 読了 5 分

Amazon Q DeveloperのIDE版・CLI版が2027年4月終了——後継「Kiro」への移行が始まった

shiritomo | AI・SNS・話題のテック情報メディア by Hashout編集部 @shiritomoAI_jp 2026年5月2日 更新
Amazon Q DeveloperのIDE版・CLI版が2027年4月終了——後継「Kiro」への移行が始まった

「Amazon Q Developerが終わる」——そんな見出しを目にして、思わず二度見してしまいました。

AWSが提供するAIコーディングアシスタント「Amazon Q Developer(アマゾン キュー デベロッパー)」のIDE(統合開発環境:コードを書くための専用ソフト)拡張機能と有償サブスクリプション、そしてCLI(コマンドラインインターフェース:文字を打ち込んで操作するツール)が、2027年4月30日にサポートを終了することが発表されています。

後継ツールとして用意されているのが「Kiro(キロ)」ですね。

新規登録は2026年5月15日から停止されるとのことで、移行の準備は早めに始めた方がよさそうです。

詳しく調べてみたので、まとめてお伝えします。

コミュニティの声——移行情報が飛び交っています

5月1日にAWSが発表したこのニュースは、日本のAWS開発者コミュニティでも即座に反応を呼んでいます。

英語圏のAWSパートナー企業Logicataは、この件をいち早くXで共有しています。

日本語コミュニティでは、CLIの移行方法を具体的に示す投稿が注目を集めているようです。

設定ファイルの移し替え先(.amazonq.kiro.amazonq/cli-agents.kiro/agents.amazonq/rules.kiro/steering)を整理したpiqcy氏の投稿は、「公式ドキュメントに書いていなかった」として開発者に好評のようです。

また、AWSマネジメントコンソール上でAmazon Q Developerの画面がすでに「Kiro」に変わっていることを確認した報告も上がっており、移行の波は既に始まっているようです。

終了するものと継続するもの——整理してみました

AWSの公式ブログによると、今回の終了対象と継続対象は明確に分かれています。

終了するもの(2027年4月30日):
– VS Code、JetBrains、Eclipse、Visual Studio向けのIDE拡張機能
– Amazon Q Developer Pro有償サブスクリプション
– CLIツール(qコマンド)

継続するもの:
– AWSマネジメントコンソール内のQ Developer
– Slack・Microsoft Teamsとのチャット連携
– AWSドキュメントやモバイルアプリでの利用

後継ツールのKiro(キロ)は、単なるコーディング補助ツールではありません。

「仕様駆動開発(スペックドリブン開発:仕様書をもとにAIが開発を進める手法)」を軸に設計されたエージェント型IDEで、開発者が自然言語で仕様書を書くと、Kiroがそれを読み込んで計画・実装・検証まで一気にこなしてくれます。

Q Developerで使えたインラインコード補完、チャット、コード生成はKiroでもすべて引き継がれます。

さらにKiro独自の機能として、イベント駆動で自動実行される「フック」、プロジェクト設定を管理する「ステアリングファイル」、カスタムサブエージェントなども利用できるようになっています。

CLIについては、既存のqコマンドとの互換性が保たれており、設定ファイルを所定の場所に移動するだけで移行できるとのことです。

VS Codeユーザーにとっては移行が最も簡単で、Kiro IDEをインストールして起動すると、拡張機能・設定・キーバインドを自動でインポートするプロンプトが表示されるそうです。

さらに深掘りしたい方へ

まとめ

AWSはAmazon Q DeveloperのIDE・CLI版を2027年4月30日に終了し、後継ツール「Kiro」への移行を推奨しています。

Kiroは既存の機能をすべて引き継ぎつつ、仕様駆動開発という新しいスタイルで開発を進められる強化版ツールです。

新規登録が5月15日から停止されるため、現在のユーザーは早めに移行計画を立てることをおすすめします。