PCを抱えた100人が渋谷に集結——Codex Appミートアップで見えたAIコミュニティの今
「今夜の渋谷がすごいことになっている」——5月8日夜、そんな雰囲気がXのタイムラインに漂いました。
OpenAI Codex Ambassadorのぬこぬこ(@schroneko)氏が主催する「Codex Appミートアップ」が渋谷で開催されました。
エンジニアやビジネスパーソン100人超が詰めかけた夜です。
AIコーディングツールを使いこなす人たちが一堂に会し、ハンズオンを通じてあれこれ試す様子が次々とXにシェアされました。
Codex Appとは何か
そもそもCodex Appを知らないという方のために、簡単に整理しておきます。
Codex Appは、OpenAIが提供するmacOS向けのAIコーディングアシスタントです。
テキストで指示を出すと、コードを書いたり、バグを修正したり、GitHubプルリクエストまで作成してくれます。
世界で300万ユーザーを超えるとされており、コード生成だけでなく業務自動化・画像生成まで幅広いタスクに対応しています。

Claude CodeやGemini CLIと並んで「AIコーディングエージェント」として注目されており、どれを使うかはエンジニアの間で活発に議論されているところです。
ぬこぬこ氏は、Codex CLI・Codex Appの最新動向を日本語でいち早く解説することで知られており、OpenAIからAmbassadorとして認定されている人物です。
100人が集まった夜に何があったか
会場にはエンジニアだけでなく、非エンジニアのビジネスパーソンも多数参加したといいます。
ハンズオン形式で進められたこのイベントでは、参加者が実際にCodex Appを動かしながら「こんな使い方ができた」「ここがすごい」を共有し合う場になったようです。
とくに話題になったのが、あやか氏がCodex Appを使って「こてまる」というピンク画面のデジタルペットを作り上げたデモです。
コードを書いた経験がほとんどない人でも、AIの力を借りて小さなアプリが形になっていく——この体験が「見ていて純粋に楽しかった」という声を集めました。
もう一つ注目されたのが、電子ペーパー名札の作成です。
参加者が自分の名前やアイコンを描いた名札を作り、実際にデバイスに書き込むハンズオンです。
ハードとソフトを組み合わせた「つくる楽しさ」がリアルに感じられる場面でした。

OpenAI社員も参加し、最新機能や開発の裏側について話す場面もあったとのことです。
コミュニティが「試せる場」として機能している
このミートアップが盛り上がった理由の一つは、「安心して試せる場所」として機能したことではないかと思います。
AIツールは変化が激しく、「使ってみたいけど何から始めればいい?」と感じている人は多いはずです。
同じ温度感の人たちが集まって、気軽に試行錯誤できる環境があると、学ぶスピードも実感の深さも変わります。
実際、過去にぬこぬこ氏が主催したClaude Code MeetupやCodex Meetup Tokyo(3月開催)も、毎回満員に近い状態で開催されています。
日本のAI開発者コミュニティの熱量の高さを示しています。
また、Codex AppはClaude Codeと「どちらが良いか」という比較が絶えないツールです。
どちらにも強みがあり、「どのタスクに何を使うか」を議論しながら自分のワークフローを最適化していく——そのような使い方の模索が、ミートアップの会話でも中心にあったといいます。
AIコーディングはすでに「道具」の段階に
ここ1〜2年で、AIコーディングツールは「試してみたい先端技術」から「毎日使う実用ツール」へと移行しつつあります。
100人超が集まったこのイベントは、その象徴的な光景といえるかもしれません。
「何か作れそう」という気持ちが、これほど手軽に実感できるようになったのは、ほんの数年前には考えにくいことでした。
AIコーディングのエントリーハードルが下がり続けている中、次にどんな場所でどんな人たちが集まるのかが楽しみです。
さらに深掘りしたい方へ
まとめ
渋谷に100人超が集まったCodex Appミートアップは、日本のAIコーディングコミュニティの熱気を改めて見せてくれました。
エンジニア不問・ハンズオン中心の場で「作れた」体験が積み重なることが、この領域の裾野を広げています。