X-Twitter 読了 5 分

「無課金サブ垢の方がのびる謎」――Xの新機能で”人気の投稿”があぶり出された理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月3日 更新
「無課金サブ垢の方がのびる謎」――Xの新機能で”人気の投稿”があぶり出された理由

プロフィール画面の「ポスト」タブをもう一度タップし、「並べ替え」から「人気」を選ぶ。
たったそれだけで、何年も前に埋もれていた投稿がタイムライン最上部に躍り出てきます。
編集も削除もしていないのに、突然「代表作」が入れ替わる――そんな体験がXで相次いで報告されています。

自分のアカウントを運用している人はもちろん、ブランドや商品の公式アカウントを見ている人にとっても、これは無視できない変化です。
フォロワーに見えている「最新の投稿」と、実際に一番反応を集めた「人気の投稿」が、必ずしも一致しないことがはっきり可視化されるようになったからです。

先に結論をまとめると:
– Xのプロフィール画面に、投稿を「いいねが多い順」に並べ替えられる新機能が追加された
– 過去の代表的な投稿をまとめて確認できる一方、「メイン垢より雑に運用しているサブ垢の方が伸びている」という予想外の発見も相次いでいる
– 9月3日午後時点でX公式からの正式発表はなく、機能はiOSアプリ上で確認されている段階

Xで何が起きているのか

きっかけは、Xのプロフィール画面に追加された並べ替え機能です。
「ポスト」タブをもう一度タップするとメニューが開き、従来の「新しい順」に加えて「人気」を選べるようになりました。
いいね数が多いとみられる順に、過去の投稿がまとめて表示される仕組みです。

実際に試したユーザーの投稿が反響を呼んでいます。

投稿者の「無課金サブ垢の方がのびる謎」というコメント通りで、添付された画面では過去の何気ない愚痴や日常投稿が17万いいね、10万いいねという規模で並んでいました。
フォロワー数や運用方針が違うはずのサブアカウントの方が、メインアカウントより高い反応を集めていたことになります。
ただ、この一例だけでは「サブ垢が伸びやすい」と一般化はできません。
そこで、もう少し広い範囲の反応を確かめてみました。

調べて分かったこと

実際の操作方法はどうなっているのか

ITmedia NEWSの報道によると、プロフィール画面で「ポスト」タブをもう一度タップし、表示されるメニューの「並べ替え」から「人気」を選ぶだけで切り替えられます。
従来の時系列表示にあたる「新しい順」といつでも切り替え可能です。
気になるアカウントを見つけたときに、直近の投稿だけでなく過去の代表的な投稿をまとめて確認する、という使い方が想定されています。

なぜ「サブ垢の方が伸びる」現象が起きるのか

明確な理由をXが説明しているわけではありませんが、いくつかの投稿を見比べると傾向が見えてきます。
フォロワーの期待や運用の一貫性を意識して投稿するメインアカウントに対し、サブアカウントは肩の力を抜いた本音や日常の一コマを投稿することが多いようです。
取り繕っていない投稿の方が共感や驚きを誘い、結果的に拡散されやすい、という見方ができそうです。
別のユーザーの投稿でも、同じような「人気順で一番上に出てくるのがこれ」という戸惑いが見られました。

このケースでは、コスプレ活動用のアカウントで人気順に並べ替えたところ、本人の投稿ではなく引用・言及していた別の画像が最上位に出てきたことに驚きの声を上げています。
「発信したい内容」と「実際に評価された投稿」がずれるのは、個人アカウントに限った話ではありません。

公式発表はあったのか

記事執筆時点(9月3日午後4時)で、Xによる公式な発表は確認できていません。
ただし、iOSアプリ版での機能提供がユーザーの投稿から複数確認されており、順次展開が進んでいる可能性があります。
Android版や公式ヘルプでの案内はまだ見当たらないため、環境によって表示されない場合もありそうです。

Shiritomo編集部の考察:ブランドアカウントほど一度試す価値がある

この機能が地味に効くのは、個人アカウントより企業・ブランドアカウントの運用担当者だと考えます。
フォロワーには「直近の投稿」しか見えていないぶん、担当者自身も「そもそも過去にどの投稿が一番刺さったか」を体感的にしか把握できていないケースが多いはずです。
人気順で並べ替えれば、キャンペーン告知なのか、雑談ツイートなのか、どんなトーンの投稿が実際に評価されたのかを数秒で棚卸しできます。

さらに使えるのは競合分析です。
他社の公式アカウントに対しても同じ並べ替えができます。
「このブランドは通常運用とキャンペーン投稿、どちらの方が反応を集めているか」を外部から確認できてしまうのです。
これまでは投稿を1件ずつ遡るか、外部の分析ツールに頼るしかなかった作業が、標準機能でできるようになったインパクトは小さくありません。
今回相次いだ「まさかこれが一番人気だったとは」という驚きの声は、裏を返せば一つの証拠でしょう。
多くのアカウントが自分の”当たり投稿”を正確に把握できていなかったという証拠です。

まとめ

Xのプロフィールに追加された「人気順」並べ替えは、公式発表がないまま静かに広がっている機能ですが、フォロワーに見えている顔と実際に評価された投稿のズレを可視化する効果があります。
運用しているアカウントがあるなら、一度自分の「人気順」を覗いてみる価値はありそうです。

さらに深掘りしたい方へ

「フォローしてるのに全部見えない」Xプロフィールに不満続出、直し方はあるのか「フォローしてるのに全部見えない」Xプロフィールに不満続出、直し方はあるのかプロフィールの「ポスト」タブで件数が少なく見える現象について、8月末から相次ぐ声を追った