Nintendo Switch 読了 6 分

「NPC殴っちゃう人が多いんだよ」――Switch2版エルデンリング、任天堂勢に相次ぐ”誤爆”の理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月4日 更新
「NPC殴っちゃう人が多いんだよ」――Switch2版エルデンリング、任天堂勢に相次ぐ”誤爆”の理由
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投稿から5日ほどで2万5千件を超えるいいねが付いた一文があります。
「なんでエルデンリング初見でNPC殴っちゃう人が多いんだよ」。
8月28日に発売されたNintendo Switch 2版『ELDEN RING Tarnished Edition』をめぐって、Xではここ数日、NPC(ノンプレイヤーキャラクター:プレイヤーが操作しない、ゲーム内に登場する人物)を誤って攻撃してしまったという同じ現象を訴える投稿が次々に上がっています。
ゲームのニュースやSNSの反応を追っている方にとっては、なぜ特定の層だけがこの”事故”を起こすのか、その分かれ目が気になるところでしょう。
実際に何が起きているのか、背景にあるゲーム設計の違いを調べてみました。

先に結論をまとめると:
– Switch2版『エルデンリング』の新規購入者の一部、特に任天堂タイトルに慣れたプレイヤーが、NPCを攻撃して死亡させてしまう事例がXで相次いで報告されている
– 背景には「NPCを殴っても大きなペナルティがない」ゲームに慣れていると、フロム・ソフトウェア作品の「NPCも本当に死ぬ」設計とのギャップに気づきにくいという事情がありそうだ
– 一部のNPCは死亡すると関連イベントが進行不能になるが、まだ倒していない「敵対状態」であれば専用アイテムで解除できる

Xで相次ぐ「NPC誤殺」報告

Nintendo Switch 2版『ELDEN RING Tarnished Edition』は、これまでPS5・PS4・Xbox向けだった『ELDEN RING』本編と大型DLC「シャドウ オブ ジ エルドツリー」をまとめて収録した完全版で、8月28日にSwitchプラットフォームへ初めて登場しました。
国内の初週販売本数は27,604本と報じられています。
これまで『ゼルダの伝説』シリーズなど任天堂ハードのタイトルに親しんできた層にとっては、フロム・ソフトウェアの高難度アクションに初めて触れる機会にもなっています。

そのぶん、これまでの”当たり前”が通用しない場面も出てきているようです。
実際、Xで最も反響を集めたのはこの投稿でした。

義務教育のたとえを交えたユーモラスな言い回しですが、根っこにあるのは「フィールドを歩いているNPCを、深く考えずに攻撃してしまう新規プレイヤーが多い」という実際の現象です。
ただ、この投稿だけでは「なぜ任天堂ゲームに慣れていると誤爆しやすいのか」までは分かりません。
実際にどんな声が集まっているのか、もう少し追ってみました。

調べて分かったこと

なぜ任天堂ゲームに慣れていると誤爆しやすいのか?

Xでは、同じ現象をより具体的に描写する投稿も伸びていました。

『ゼルダの伝説』シリーズをはじめとする任天堂タイトルの多くは、住民やモブキャラクターに攻撃を仕掛けても軽い反応を返すだけで、致命的な結果にはつながらない作りだと受け止められています(この点は各タイトルの一次情報での明記がなく、プレイヤー間で共有されている経験則です)。
一方で『エルデンリング』のNPCは、フィールド上に立っているだけの姿をしていても、攻撃すれば体力が減り、倒せば本当にその場で死亡します。
見た目から「攻撃していい相手かどうか」を判断する手がかりが少ないゲームです。
そのため他タイトルの操作感覚をそのまま持ち込むと、警告なしに引き返せない一線を越えてしまう構造になっているようです。

誤って倒してしまったNPCは元に戻せるのか?

一度死亡させてしまったNPCは復活せず、そのNPCに紐づくイベントは基本的に進行できなくなります。
ただし、攻撃してまだ倒していない「敵対状態」の段階であれば話は別です。
リエーニエにある「結びの教会」で「星の雫」というアイテムを使う「贖罪」を行うことで、敵対関係を解除できることが複数の攻略情報で確認できました。
うっかり手を出してしまった直後であれば、慌てて教会へ向かう価値はありそうです。

X上でも、誤殺そのものより「初心者への助言」として広がっている投稿がありました。

「殺すのはいつでもできるのでNPCの話を楽しんで」という呼びかけには、フロム作品特有の「NPCの会話を追う楽しみ方」を新規プレイヤーにも知ってほしいという、既存ファンなりの気遣いがにじんでいます。

Shiritomo GAME編集部の考察

今回の”誤爆”騒動は、単なる笑い話にとどまらない示唆を含んでいます。
任天堂ハードとフロム・ソフトウェア作品では、長年「NPCとの距離の取り方」という基本ルールそのものが異なっており、Switch 2という共通のハードに乗ったことで、その違いが初めて可視化された形です。
プラットフォームをまたいだ移植は、単に動作するかどうかだけでなく、既存ユーザー層が持ち込む”暗黙の操作習慣”まで含めて設計・広報側が想定する必要があることを、この一件は表しています。
SNS上でも、こうした「カルチャーギャップ」を扱った投稿は、プレイヤー自身の失敗談として共感を呼びやすく、フォロワー層を問わず拡散しやすいのが特徴です。
新作の紹介だけでなく、既存ファンと新規層の”文化の違い”を切り口にした発信は、今後もSNSで伸びやすいテーマだと言えそうです。

まとめ

Switch2版『エルデンリング』の発売を機に、任天堂タイトルに慣れたプレイヤーがNPCを誤って攻撃・死亡させてしまう報告がXで相次いでいます。
背景には、NPCへの接し方に関するゲームごとの暗黙のルールの違いがあり、誤って倒してしまうと基本的に取り返しがつきません。
心当たりのある方は、まずNPCに話しかけることを心がけると、思わぬ後悔を避けられそうです。

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