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「1週間ずっとCodex使えません」——ChatGPT Plusの5時間制限、なぜまた戻ってきたのか

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月28日 更新
「1週間ずっとCodex使えません」——ChatGPT Plusの5時間制限、なぜまた戻ってきたのか

「1週間ずっとCodex使えません」。
あるユーザーがそう漏らしたのは、OpenAIの担当者が2026年8月24日(現地時間)に、ChatGPT Workの5時間ごとの利用制限を翌25日から復活させるとXで明らかにした直後のことでした。
前後して、ログインが必要なWebサイトでもAIエージェントが安全に作業を代行できるようになったという新機能も別途発表されています。
行政手続きの入力や請求書の処理をAIに任せたいSNS運用者・AI活用者にとっては、「何が変わって、どこまで任せられるようになったのか」を知っておく価値がありそうです。
今回はXでの反応を手がかりに、実際の仕様を一次情報で確かめてみました。

先に結論をまとめると:
– ChatGPT Work(Codexベースで動くAIエージェント機能)が、ログイン必須のWebサイトでの操作も代行できるようになりました。
ユーザー名やパスワードはAIに一切見せず、モデルの学習にも使われません
– 同時にChatGPT PlusではWork・Codexの5時間ごとの利用制限が復活しました。
Proプランは当面この制限の対象外です
– 予約や決済など重要な操作の前には、必ずユーザーへの確認が入る仕組みになっています

パスワードを見せずに、ログイン必須サイトの操作まで任せられるように

OpenAIの公式アカウントは、ChatGPT Workがパソコンやブラウザを操作してWebサイトにサインインできるようになったこと、その際にユーザー名やパスワードをChatGPT側が一切見ることはないことを発表しました。
この機能はWeb版・モバイル版で順次展開が始まっており、対象はPlus・Pro・Businessのユーザーです。

新しい部屋を借りたときの公共料金の手続きや、予約の確認、経費の照合といった「ログインしないとできない作業」を、これまでChatGPTは代行できませんでした。
今回の対応で、その壁がひとつ取り払われた格好です。
ただ、この発表と同じタイミングで、Plusユーザーには別の変更も届いていました。
5時間ごとの利用制限の復活です。
ここから先は、両方の変更点をそれぞれ一次情報で確かめていきます。

具体的に何ができるようになったのか?

ITmedia NEWSとPC Watchの報道によると、ログイン必須サイトへの対応は次のような仕組みです。
まずユーザー自身がサイトにログインし、その状態を維持したままChatGPT Workに作業を引き継げます。
作業中にログインが必要な場面になると、チャット画面上にログイン用のポップアップが表示され、認証情報を入力するとタスクが継続する流れです。

肝心のセキュリティ面では、ChatGPTとAIモデルはユーザー名・パスワードを見ることができない仕様になっており、入力された認証情報がモデルの学習に使われることもないとされています。
加えて、予約や支払いといった重要なアクションの前には必ずユーザーに確認を求める仕組みも用意されています。
どのサイトへのアクセスを許可するかはユーザー側で管理できるとのことなので、「気づいたら知らないサイトにログインされていた」という事態にはなりにくそうです。
なお、パスワードマネージャーによる自動入力や2段階認証への対応も報じられていますが、この部分はOpenAIの公式発表そのものでは明言が確認できておらず、報道ベースの情報である点は留保しておきます。

なぜ今、5時間制限を戻すのか?

もうひとつの変更が、ChatGPT WorkおよびCodexにおける5時間ごとの利用制限の復活です。
PC Watchの報道では、その理由として「コンピューティング負荷の軽減」と「うっかり1週間分の使用量を一度に使い切ってしまうトラブルの防止」の2点が挙げられています。
週単位の利用可能量が明示的に変更されたという説明は確認できず、5時間ごとの区切りが復活する形のようです。
Proプランについては「今後数カ月間は5時間制限を適用しない予定」とされており、当面はPlusとの差が広がる形になります。

X上の反応を見ると、この変更を歓迎する声も少なくありません。
あるユーザーは、5時間制限がない状態のままだと長時間タスクをうっかり走らせてしまい、結果として1週間まるごとCodexが使えなくなるリスクの方が怖い、という趣旨の投稿をしています。

たしかに、上限が「週」単位だけだと、1回の長いタスクで一気に使い切ってしまうリスクがあります。
5時間ごとに区切りを入れることで、使いすぎに気づきやすくなるという見方には一理あるでしょう。
もっとも、こまめに使いたい人にとっては「制限に引っかかりやすくなった」という感覚の方が強く出るかもしれません。

ChatGPTの使用制限に達したら、どうすればいいのか?

5時間制限が復活したことで、「制限に達したらどうすればいいのか」を今のうちに知っておきたい人も多いはずです。
基本的な考え方はシンプルで、5時間の枠が回復するまで待つか、長時間かかりそうなタスクは事前にいくつかの小さな作業に分けて依頼する、という工夫が有効です。
1つの依頼にすべての作業を詰め込むと、途中で制限に達して作業が中断してしまう可能性があるため、区切りのよい単位でChatGPT Workに指示を出す方が結果的にスムーズに進むケースが多いようです。
恒常的に上限が気になる場合は、当面5時間制限の対象外とされているProプランへの切り替えも選択肢のひとつになります。

Shiritomo編集部の考察:AIエージェントの「信頼できる範囲」が広がるフェーズに入った

今回の2つの変更は、一見すると別々の話に見えますが、根っこは同じところにあるように思えます。
AIエージェントに「どこまで任せて安全か」というラインを、機能面(ログイン代行のセキュリティ設計)と運用面(利用制限による負荷管理)の両方から少しずつ調整している段階だ、という見方です。
SNS運用やマーケティング業務でAIエージェントの活用を検討している担当者にとっては、パスワードを預けずに済む設計が実務投入のハードルを下げる一方、5時間区切りという制約は「長時間の自動処理を前提にした業務フロー」を組む際には注意が必要な要素になります。
過去にもクラウドサービスの無料枠や利用上限が段階的に厳格化された例は多く、便利な機能ほど後から利用制限が調整されやすい傾向があります。
今後AIエージェントを業務に組み込む際は、機能の「できること」だけでなく、利用制限の変更が業務フローに与える影響も合わせて確認しておくのが安全でしょう。

まとめ

ChatGPT Workはログイン必須サイトでもパスワードを見せずに作業を代行できるようになり、任せられる業務の幅が広がりました。
一方でPlusプランには5時間ごとの利用制限が戻り、便利さと使い方の工夫の両方が求められる局面に入ったと言えそうです。

さらに深掘りしたい方へ

ログイン機能の詳しい仕組みについては、ITmedia NEWSの記事で報じられています。
5時間制限の復活とPlus・Proの違いについては、PC Watchの記事で詳しく解説されています。