「龍角散を買って帰ろうと思います」――宮本充が語らなかった文スト10周年トークショーの中身
「何とは言いませんが、龍角散を買って帰ろうと思います。」9月5日、声優の宮本充さんがXに投稿した一文です。
詳細は明かされていませんが、この日開催された『文豪ストレイドッグス』のトークショーが、それだけ声を張る内容だったことがうかがえます。
アニメファン、特にキャストの現場を追っている読者にとっては、こうした「本人しか知らない裏話」の匂わせほど気になるものはありません。
先に結論をまとめると:
– 『文豪ストレイドッグス』10周年を記念し、9月5日に東京・丸の内ピカデリーで「黒の時代」編の上映会とキャストトークショーが開催された
– 12月25日からは劇場版『DEAD APPLE』が全国30館で期間限定復刻上映される
– 青森・太宰治記念館「斜陽館」とのコラボも2027年1月から予定されている
10周年を記念した上映会、東京会場に登壇したのは
『文豪ストレイドッグス』は、朝霧カフカ氏原作・春河35氏作画による人気マンガを原作としたアニメシリーズです。
太宰治や中島敦、芥川龍之介など、実在した文豪の名を冠したキャラクターたちが異能を使って戦う設定で、2016年のテレビアニメ放送開始から今年で10周年を迎えました。
これを記念して、過去シーズンの上映会が全国6都市で開催されています。
上映されるのは「黒の時代」編・「十五歳」編・「探偵社設立秘話」編の3つで、東京会場ではそれぞれ異なるキャストが登壇するトークショー付きです。
9月5日は丸の内ピカデリーで第2シーズン「黒の時代」編(第13話〜第16話)が上映され、上映後のトークショーには太宰治役の宮野真守さん、森鴎外役の宮本充さんが登壇し、中島敦役の上村祐翔さんがMCを務めました。
チケットは3,000円で、来場者にはフィルム風のクリアしおり(「黒の時代」編バージョン)が配布されています。
宮野さん本人もXで登壇を報告しています。
本日は、「文豪ストレイドッグス」第2シーズン「黒の時代」編 上映会のトークショーに登壇させていただきました!🙏
— 宮野真守STAFF公式 (@miyanomamoru_PR) 2026年9月5日
お越しいただいた皆さまありがとうございました!
そして、来週は「高橋文哉のオールナイトニッポンX」にお邪魔させていただきます!🫡
よろしくお願いいたします! https://t.co/VCJzMAtKuS
10年前に始まったシリーズの過去回を、当時演じたキャスト本人が振り返るという企画は、ファンにとって「今だから聞ける話」を期待させる場です。
実際、宮本さんの投稿からもその手応えが伝わってきます。
ただ、この日のイベントは単発の記念上映会にとどまりません。
もう少し先まで話は続いています。
調べて分かったこと:なぜ「復刻」がこの時期に重なるのか?
12月に控える劇場版の復刻上映
9月5日の上映会と同時に発表されたのが、劇場版『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』の復刻上映です。
2018年に公開されたこの劇場版は、原作者・朝霧カフカ氏が全面協力したオリジナルストーリーで、シリーズ内でも人気の高い一作。
これが2026年12月25日から全国30館で期間限定復刻上映されることが決まりました。
公式アカウントの発表がこちらです。
映画『文豪ストレイドッグス DEAD APPLE』
— 文豪ストレイドッグス グッズ情報(文スト) (@bungosd_ingo) 2026年9月5日
2026年12月25日(金)から期間限定
全国30館で復刻上映決定!✨
▼上映劇場https://t.co/JRlkuX4tYi#文スト #文豪ストレイドッグス pic.twitter.com/CwK5uKuFVj
9月の上映会が「過去のテレビシリーズを振り返る場」だったのに対し、12月の復刻上映は「劇場版という一段大きな体験を、もう一度スクリーンで」という位置づけになります。
10周年の1年を通じて、テレビシリーズ→劇場版という順番で振り返りの規模を広げていく設計と見ることができそうです。
太宰治記念館「斜陽館」とのコラボがあるのは本当か?
もうひとつ、今回の10周年企画で目を引くのが、青森県五所川原市にある太宰治記念館「斜陽館」とのコラボです。
斜陽館は実在する太宰治の生家で、現在は記念館として公開されている場所。
ここで特別展示が行われるほか、五所川原市内の太宰治ゆかりのスポットを巡るスタンプラリー企画も予定されています。
さらに、アニメで太宰治役を演じる宮野真守さんによる新録ボイス施策も計画されているとのことです。
実施時期は2027年1月からで、具体的な内容は今のところ発表されていません。
実在の記念館とのコラボは、原作が実在の文豪の名前を借りているというこの作品ならではの企画で、単なるグッズ展開とは違う角度からファンの興味を引く仕掛けと言えそうです。
トークショー後の楽屋の様子を、森鴎外役の宮本充さんも投稿しています。
宮本充が文豪ストレイドッグス「黒の時代」上映会トークショーに参加させていただきました!
— 劇団昴マネージメント部 (@subaru_desk) 2026年9月5日
何とは言いませんが、龍角散を買って帰ろうと思います。
上村さん、宮野さん、ありがとうございました!
↓スタンバイ中の宮本先輩(人生初のシースルー衣裳) https://t.co/zQvAXS0uYb pic.twitter.com/lkPHvMekSs
投稿では「人生初のシースルー衣裳」というコメントとともに、楽屋で寛ぐ様子の写真が添えられていました。
舞台裏の空気感が伝わってくる一枚です。
Shiritomo ANIME編集部の考察:「振り返り」を1年かけて設計する意味
10周年という節目のアニメ企画は、たいてい特番や新規グッズの発表で一気に盛り上げて終わるケースが目立ちます。
しかし『文スト』の今回の動きを追うと、9月の上映会、12月の劇場版復刻、2027年1月の斜陽館コラボと、企画が半年近くにわたって段階的に配置されているのがわかります。
これは、10周年という話題を一度に消費させず、ファンの関心を長く持続させる設計だと見ることができます。
特に劇場版の復刻上映を年末に置いたことで、テレビシリーズを振り返る9月の上映会が「本編」、12月が「集大成」という役割分担になり、ファンにとっては「次はいつ何があるのか」を追いかける楽しみが生まれます。
また、斜陽館という実在の記念館とのコラボは、原作が実在の文豪をモチーフにしているというこの作品の根幹に立ち返る企画でもあります。
単発のグッズ展開ではなく、作品の世界観そのものに触れられる体験を用意している点は、10周年という長期スパンの企画だからこそ実現できるものと言えるでしょう。
まとめ
『文豪ストレイドッグス』10周年は、9月の上映会から始まり、12月の劇場版復刻、来年1月の斜陽館コラボまで続く長期企画として動いています。
キャスト本人の言葉からも伝わってくる熱量が、この先どんな形で展開されていくのか、引き続き追いかけたいところです。