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『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』、「5回目いってきます」の声が止まらない理由

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月6日 更新
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』、「5回目いってきます」の声が止まらない理由

公開から1カ月と5日が過ぎた9月5日、劇場のロビーには新しい列ができていました。
目当てはチケットではなく、入場者にだけ配られるA6サイズのポストカードです。
列に並んだ観客のひとりは、その日の出来事をXにこう投稿しています。
「今日からスパイダーマン:ブランドニューデイ入場者特典で、あのスケッチがもらえますよー」。
そして続けたのが「5回目いってきます」という一言でした。

SNS上の反応を追いかけていると、公開から1カ月を超えてなお観客がリピートで劇場に足を運ぶ現象は珍しく見えます。
この記事では、その理由を一次情報とあわせて確認しました。
SNSで話題の動きを追う人にとっては、特典の出し方ひとつでリピート来場がどう変わるかを見る材料になりそうです。

先に結論をまとめると:
– 9月5日から配布中の「オリジナルポストカード(A6サイズ・数量限定)」は、公開後3回目の入場者プレゼントで、7月31日の公開時から段階的に用意されてきた施策の一つ
– 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は8月26日時点で累計動員306万人超・興収50億円超に到達しており、公開1カ月を超えても週末ランキング上位に残り続けている
– 特典は数量限定でなくなり次第終了、配布終了日は公式に明示されておらず、確実に受け取るには劇場ごとの在庫を都度確認する必要がある

配布初日、5回目の来場を後押ししたポストカード

公式アカウントが「特大ヒット御礼」として次の入場者プレゼントを発表したのは8月31日でした。
今回で3回目となる特典で、7月31日の公開時にはA3サイズの限定ビジュアルポスターが、8月14日には両面仕様のB5アートカードが配布されており、9月5日からのA6ポストカードはその第3弾にあたります。

配布初日、ファンの反応は早速Xに投稿されていました。

投稿に添付されていた写真を確認すると、鉛筆画風のイラストが描かれています。
机を挟んで向き合う二人の人物が描かれ、手前の人物は眼鏡をかけ、腕時計をつけた手で机の上の紙片を指し示しています。
奥の人物は肩に小さなクモのマークが入った服を着て座っており、背景にはテレビとキャビネット、レンガの壁のような造作も見て取れます。
これが本編のどの場面を指すのかについて、X上では考察が広がっているようですが、本記事では場面の特定や結末に関わる断定は行いません

このポストカードを目当てに5回目の来場を決めた投稿のように、SNS上では複数回の来場を報告する声が相次いでいます。
ただ、この熱量が特典の力だけによるものかは分かりません。
そこで、公開からの興行成績を一次情報で確認しました。

調べて分かったこと

興収50億円・動員300万人は本当か

公式アカウントの投稿には「興収50億&動員300万人突破」とありました。
報道によると、公開から27日目にあたる8月26日時点で、累計動員は306万5870人、累計興収は50億67万5124円に到達したとされています。
前作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の興収を上回ったとも報じられており、公式の発表数字は誇張ではなさそうです。

公開初日の興行収入は5億6543万4074円で、2026年公開の洋画作品としてはトップのスタートだったと報じられています。
7月31日の公開は日米同時公開で行われました。

なぜ今も週末ランキング上位に残っているのか

公開から1カ月がたった8月28日〜30日の週末でも、劇場チェーンの発表によると『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は依然としてランキング3位に入っていました。

新作アニメ映画が上位を占める中でこの順位を維持しているのは、リピーターの存在なしには説明しづらい数字です。
もう一つの後押しになっているのが、主題歌のヒットです。
Mrs. GREEN APPLEが本作の日本版主題歌として書き下ろした「Brand New」は、9月7日付のオリコン週間ストリーミングランキングで通算2度目の1位を獲得しました。
広告業界メディアの取材によると、このタイアップは「日本版主題歌って必要か」という問いから始まった異例のプロモーションだったといいます。

この特典はいつまでもらえるのか

入場者プレゼントの案内には、どの回も共通して「なくなり次第終了」とだけ書かれており、配布終了日は公式には明記されていません。
「スパイダーマン入場特典」という言葉での検索は直近で平常時の13倍以上に跳ね上がったとみられ、今まさに残り枚数を気にしている人が多いことがうかがえます。
劇場ごとの在庫状況は日によって変わるため、来場前に各劇場の公式サイトやSNSで在庫案内を確認するのが現実的な手段です。
特典は入場と引き換えに配布されるもので、転売は禁止されている点もあわせて留意しておきたいところです。

Shiritomo編集部の考察:入場者特典は「小出し」にするほど効く

配給側の動きを時系列で並べると、A3ポスター(7月31日)→B5アートカード(8月14日)→A6ポストカード(9月5日)と、2週間〜3週間ほどの間隔を空けて形を変えて特典を出し続けていることが分かります。
1回で豪華な特典を配り切るのではなく、間隔を空けて複数回に分けて配布する設計には、公開直後の初動需要だけでなく、公開1カ月を超えたロングラン期にも来場動機を作り出す狙いがあるとみられます。
実際、Xの反応を見ても「5回目」「8回目」といった来場回数を誇らしげに報告する投稿が目立ち、特典そのものがコレクション対象になっている様子がうかがえます。
SNS担当者にとっては、1回きりのプレゼント企画で終わらせず、間隔を置いて複数回展開することでリピート来場のきっかけを作り続けられる、という点が参考になりそうです。

まとめ

入場者特典のポストカードは、映画そのものの好調とファンのリピート心理が重なって生まれた盛り上がりでした。
配給側が特典の出し方を工夫し続ける限り、劇場での話題はしばらく続きそうです。

さらに深掘りしたい方へ

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興行成績や特典の配布状況については、以下の情報もあわせて確認しました。