「iPhone 18 Proの可変絞りが動くところ」――スマホから消えていた絞りが、まさかの復活を遂げた理由
f/1.48。
f/2.8。
f/4.0。
Xに投稿された1枚の写真には、同じ場所で撮った4枚のカットが並んでいました。
背景のボケ方も、光の広がり方も、少しずつ違います。
カメラを持ち替えたわけではありません。
1台のiPhoneで、絞り(レンズを通る光の量を調整する部品)を変えただけです。
これまでスマホのカメラは、ソフトウェアで背景をぼかす仕組みが主流でした。
そこに、物理的に絞りを動かして光の量そのものを変える機構が戻ってきたと聞けば、カメラを触ってきた人ほど気になるはずです。
iPhone 18 Proを買うか迷っている人にとっても、この可変絞りが実際の写真にどう効くのかは、スペック表の数字以上に気になるところではないでしょうか。
先に結論をまとめると:
– iPhone 18 Proのメインカメラは、f/1.48〜f/4.0の間を4段階で切り替えられる可変絞りに対応しました
– 絞りを調整できるのはメインカメラだけで、望遠カメラはf/2.8に固定されています
– 発売は9月18日、価格はiPhone 18 Proの256GBモデルで219,800円からです
Xで見つけた「絞りが動く」瞬間
きっかけは、iPhone 18 Proを手にしたユーザーの投稿でした。
iPhone 18 Proの可変絞りが動くところ pic.twitter.com/RuO544zazx
— ガジェットモ (@Gadgetomo_0615) 2026年9月16日
レンズの中の羽根が実際に開閉する様子を撮った映像で、36万回以上表示され、2,000件を超えるいいねを集めています。
これまでのiPhoneのレンズは絞りが固定されていたため、こうした動きそのものが目新しく映ったようです。
同じタイミングで、f値ごとの写り方を比較した投稿も反響を呼びました。
iPhone 18 Proで撮影👀
— マメ (@jetdaizu) 2026年9月16日
左からf4、f2.8、f1.8、f1.48 pic.twitter.com/QAiiWgThXb
「左からf4、f2.8、f1.8、f1.48」と添えられたこの投稿には、同じ構図で絞りだけを変えた4枚が並んでいます。
数字が小さくなるほど背景がやわらかくにじみ、数字が大きくなるほど画面全体にピントが合っているのが見て取れます。
ただ、投稿を眺めているだけでは、なぜこの仕組みがわざわざ物理的に必要なのかまでは分かりません。
そこで、iPhone 18 Proのカメラの中身を調べてみました。
調べて分かったこと
なぜスマホカメラに「絞り」が必要なのか
これまでのiPhoneのメインカメラは、絞りの値が固定されていました。
背景をぼかしたいときはソフトウェアで演算していたため、髪の毛のような細かい部分の縁がにじんだり、不自然にぼやけたりすることがありました。
Apple公式サイトによると、iPhone 18 Proのメインカメラは24mm相当・48MPのFusionカメラで、6枚羽根の絞りユニットとセンサーシフト式の手ブレ補正を新たに搭載しています。
羽根を物理的に開閉させることで、レンズを通る光の量と被写界深度(ピントが合って見える前後の範囲)を、演算ではなく光学的に変えられるようになりました。
f/1.48〜f/4.0で何が変わるのか
調整できるのはf/1.48・f/1.8・f/2.8・f/4.0の4段階です。
Apple公式サイトでは、開放のf/1.48を「暗い場所での撮影性能が約50%向上」する設定、標準のf/1.8を「万能なバランス」、f/2.8を「もっと奥まで精細に撮影できる」設定、f/4.0を「光条(光がすじ状に伸びる効果)を作れる」設定と説明しています。
夜景を撮るときはf/1.48で光を多く取り込み、集合写真や料理のように手前から奥までピントを合わせたいときはf/4.0に切り替える、という使い分けができる計算です。
望遠カメラはなぜ絞りが固定なのか
一方で、可変絞りに対応しているのはメインカメラだけです。
100mm相当の望遠カメラはf/2.8に固定されており、13mm相当の超広角カメラもf/2.2の固定となっています。
可変絞りは羽根を動かす機構の分だけ内部にスペースが必要で、望遠レンズのような小型のユニットに組み込むのはまだ難しいと見られます。
3つのレンズすべてが可変絞りに対応するのは、もう少し先の世代になりそうです。
Shiritomo GADGET編集部の考察:スマホカメラの次の競争軸
スマホカメラの進化は、長らく「画素数」と「AIによる演算」を軸に語られてきました。
今回iPhoneが可変絞りという物理機構に戻ってきたのは、演算だけでは越えられない壁があったことの裏返しとも読めます。
ソフトウェアでどれだけぼかしを精密に計算しても、光そのものの入り方が変わるわけではないからです。
「光をどう設計するか」という、カメラの原点に近い競争が再び始まったとも言えるでしょう。
すでに一部のAndroidメーカーも可変絞りを採用していますが、iPhoneが搭載したことで、この機構への注目度は一段と上がりそうです。
来年以降、望遠レンズにも可変絞りが広がるのか、そのときスマホのカメラはどこまで一眼カメラに近づくのか。
次のモデルの発表も、引き続き追いかけていきたいところです。
まとめ
iPhone 18 Proの可変絞りは、Xで話題になった「羽根が動く」映像が示すとおり、演算ではなく光学的にボケと明るさを変えられる新しい機構です。
メインカメラのみの対応という制約はあるものの、写真の表現の幅を広げる変化として、多くのユーザーの目を引いています。
この記事で取り上げた製品
Apple iPhone 18 Pro
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iPhone 18 Proのカメラの詳しい仕様は、Apple公式サイトのiPhone 18 Pro紹介ページで確認できます。

