前田佳織里さんが明かした「酔ってiPhone初期化」、10年分の写真が消えた理由
「またニュースになってる😭笑笑」——声優の前田佳織里さんが8月7日、自身のXアカウントでそうつづりました。
きっかけはラジオ番組「前田佳織里のほんとのかおり」での告白です。
日本酒とビールで酔っていた夜、iPhoneのロックを解除できずパスコードを何度も入力し、気づけば自分の手で端末を初期化してしまい、10年分の写真データが消えていたといいます。
先に結論をまとめると:
– パスコードを間違え続けると「iPhoneは使用できません」というロック画面(セキュリティロックアウト)になり、そこから初期化に進むと元のデータは端末上から消えます
– 消えたデータを取り戻せるかどうかは、事前にiCloudやパソコンにバックアップを取っていたかで決まります
– Face IDは化粧やひげの伸びといった小さな変化には対応しますが、雰囲気が大きく変わると認証されないことがあります

「人生パーティだね」酔った夜に起きたこと
前田さんが語ったのは、こんな夜の出来事です。
お酒が回った状態でiPhoneのロックを解除しようとしたものの、Face IDは酔った顔を認証してくれず、頼みのパスコードも何度か間違えてしまいました。
結果として端末は初期化され、InstagramやXには3日間ログインできない状態に。
マネージャーからは「酔った顔も登録しとけ」と冗談を飛ばされたそうです。
ご本人はこの出来事をXでも改めて振り返っています。
またニュースになってる😭笑笑
— 前田 佳織里 (@kaor1n_n) 2026年8月7日
この前酔って間違えてiPhone初期化しちゃって10年分の写真データ飛んだよん🙋♀️
ラインのデータは引き継げたよん🥳
人生パーティだねhttps://t.co/5xRIxwYfXF
「人生パーティだね」と笑い飛ばす前向きなコメントに、ファンからは「わかる」という共感の声や、バックアップを勧めるアドバイス、心配する反応が寄せられました。
ただ、パスコードを何度間違えると本当に初期化されてしまうのか、そこは意外と知られていない仕組みです。
公式情報をもとに確認してみました。
調べて分かったこと
パスコードを何度間違えると消えてしまうのか?
Appleの公式サポートによると、パスコードを連続で間違えるとiPhoneは一定時間ロックされ、「iPhoneは使用できません」というセキュリティロックアウトの画面が表示される仕組みになっています。
設定の「データを消去」をオンにしている場合、10回連続で間違えると端末は自動的に工場出荷時の状態に戻ります。
この設定をオフにしていても、iOS 17以降であればロック画面から「パスコードを忘れた場合」を選び、Apple Accountのパスワードを入力することで、その場で初期化して使える状態に戻せます。
前田さんの「自分で初期化してしまった」という説明は、このどちらかの流れに沿ったものだったと考えられます。
「酔った顔」を認証しなかったFace IDの仕組み
Appleの説明では、Face IDは化粧やひげの伸びといった日常的な変化には自動的に対応する一方、シェービングで髭を全部剃るような大きな変化があった場合は、パスコードでの本人確認を挟んでから顔のデータを更新する仕組みになっています。
さらに、メガネの有無や帽子といった見た目の違いに合わせて「別の見た目」をあらかじめ登録しておける機能も用意されています。
お酒でむくんだ顔や表情の変化がこの「別の見た目」の範囲を超えていたとすれば、Face IDが本人と判断できずパスコード入力を求めたことは十分にあり得る話です。
マネージャーの「酔った顔も登録しとけ」という冗談は、実は理にかなった提案だったのかもしれません。
消えた10年分の写真は、なぜ戻ってこなかったのか?
iPhoneを初期化すると、端末に保存されていたデータそのものは消えます。
戻せるかどうかを分けるのは、消える前にiCloudやパソコンへバックアップが取られていたかどうかです。
iCloud写真やiCloudバックアップがオンになっていれば、初期化後にApple Accountでサインインし直すだけで、写真もアプリのデータもほぼそのまま復元されます。
逆にオフのままだと、消えたデータは端末上のどこにも残っていない状態になり、後から取り戻す手立てはほぼありません。
前田さんの場合、写真データは戻らなかった一方でLINEのデータは無事だったとのこと。
LINEはApple側のバックアップとは別に、独自のアカウント引き継ぎ機能を用意している場合があり、写真とは異なる経路でデータが残った可能性がありそうです。
10年という期間の長さを考えると、日常的な写真の積み重ねほど、いざというときの喪失感も大きくなりやすいといえます。
Shiritomo GADGET編集部の考察:バックアップは「酔う前」に済ませておくもの
今回の件が示すのは、iPhoneのセキュリティ設計そのものは正しく機能したという点です。
パスコードを何度も間違えられて簡単に他人へ写真を見られてしまうより、ロックがかかって初期化を選ばせる方が、本来は安全な設計だといえます。
問題は、そのセキュリティの強さが「酔っている自分」にもそのまま適用されてしまうことです。
iCloud写真やiCloudバックアップを常時オンにしておけば、初期化しても再ログインするだけで写真は戻ってきます。
逆にオフのままだと、素面のときのちょっとした操作ミスでも同じ被害が起こり得ます。
スマホの安全設計を過信せず、「バックアップは平常時に済ませておくもの」という前提を、今回のエピソードから持ち帰っておきたいところです。
まとめ
前田佳織里さんの「酔ってiPhone初期化」は、笑い話として広がりましたが、その裏にはパスコードのロック解除の仕組みと、バックアップの有無という現実的な話が隠れていました。
本人は前向きに受け止めていましたが、同じ状況は誰にでも起こり得ます。
さらに深掘りしたい方へ
パスコードやFace IDの詳しい仕様は、Appleの公式サポートページにまとまっています。
