『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が北米興収歴代1位に、スター・ウォーズ公式が贈った祝辞の中身
9億3677万ドルと9億3666万ドル。
公開47日目の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が塗り替えた北米歴代興収記録は、わずか11万ドル差でした。
抜かれたのは『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。
2015年12月の公開から10年以上にわたって守られてきた記録です。
映画館に足を運ぶ機会が減っていても、この手の「歴代記録更新」のニュースがXでどう広がり、当事者同士がどう反応したのかを見ておくと、いま映画がどう話題になっているかの手がかりになります。
先に結論をまとめると:
- 『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が公開47日目に北米累計興収9億3677万ドルを記録し、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の9億3666万ドルを更新
- 世界累計は24億5100万ドルに達し、『アバター』『アベンジャーズ/エンドゲーム』に次ぐ歴代3位
- 記録を抜かれた側の「スター・ウォーズ」公式が、ダース・ベイダーの名ゼリフを使った祝辞をXに投稿
わずか11万ドル差で更新された北米記録
トム・ホランド主演の第4作にあたる本作は、ソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオの共同製作。
北米での公開は2026年7月31日で、公開から47日というスピードで歴代1位に到達しました。
この「1位交代」をXでいち早く伝えたのが、映画・エンタメ系アカウントの投稿です。

【快挙】映画『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が全米興収で歴代1位に!『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が約10年守った記録を更新https://t.co/CZfFyCGjn7
— 電ファミニコゲーマー (@denfaminicogame) 2026年9月17日
全米公開47日目で累計9億3677万ドルを突破。ピーターが自身の存在を人々の記憶から消した前作、その4年後を描く pic.twitter.com/y9uVJkWHeq
投稿によれば、前作でピーター・パーカーが自らの存在を人々の記憶から消した、その4年後を描く物語だといいます。
歴代記録という数字の話だけでなく、シリーズを追ってきたファンにとっては物語の到達点としても注目度が高かったことがうかがえます。
ただ、記録更新そのものよりも面白いのは、抜かれた側の『スター・ウォーズ』陣営の反応でした。
「約10年にわたり首位を守ってきた」記録の正体と、抜かれた側の反応
なぜフォースの覚醒がここまで長く1位だったのか
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は2015年12月の公開作品です。
J.J.エイブラムス監督によるシリーズ再始動作で、北米公開当時から歴代トップクラスの動員を記録し、以来10年以上にわたって北米歴代興収の首位を守ってきました。
この間、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019年)のような世界的大ヒット作も北米の歴代記録そのものは抜けなかったという経緯があり、いかに高いハードルだったかがわかります。
もう一件のツイートでは、この「約10年」という重みが強調されていました。
\🕷️大記録樹立❗️/
— 映画『スパイダーマン』シリーズ公式 (@SpidermanMovieJ) 2026年9月17日
『#スパイダーマン:
ブランド・ニュー・デイ』
全米公開47日目で
🇺🇸累計興収 9億3,677万ドルを突破し
<全米歴代興収No.1>に🏆
約10年にわたり首位を守ってきた
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の
9億3,666万ドルの記録を更新💥
映画館で大ヒット上映中🕸️ https://t.co/OSTxMgIzxE
スター・ウォーズ公式が贈った祝辞の中身
記録を破られた側の対応として話題になったのが、ルーカスフィルム公式の投稿です。
複数の海外メディアの報道によると、公式は「Impressive. Most Impressive.(見事だ、実に見事だ)」という、シリーズでダース・ベイダーが放った名ゼリフを引用したうえで、「銀河系のかなたより、ルーカスフィルム一同は、監督のデスティン、トム、そしてソニー・ピクチャーズとマーベル・スタジオ、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』に関わった全員に心からのお祝いを送ります」という趣旨のコメントを寄せたと伝えられています。
この投稿に添付されていたとされる画像の内容は、denfaminicogameの投稿にも写真として含まれていました。
ニューヨークの街並みを背景にX-wing(スター・ウォーズに登場する戦闘機)が2機飛び、拳を突き上げるスパイダーマンの上に「THE FORCE IS STRONG WITH YOU!」、下部に「CONGRATULATIONS FROM LUCASFILM」の文字が描かれています。
自社の看板記録を破った作品に、シリーズの名台詞をもじって祝福を送るという対応は、SNS上で好意的に受け止められたようです。
ライバル関係にあるはずの大作同士が、記録更新のたびに敬意をやり取りする光景は、ここ数年の北米興行でたびたび見られる作法になりつつあります。
世界累計で見ると、どのくらいの位置なのか
北米だけでなく世界累計でも本作の勢いは際立っています。
世界累計興収は24億5100万ドルに達し、これは『アバター』『アベンジャーズ/エンドゲーム』に次ぐ歴代3位の成績です。
公開からわずか3週間で世界累計20億ドルを突破したペースは、歴代でも『エンドゲーム』に次ぐ速さだったと報じられており、北米記録の更新は本作が積み上げてきた勢いの一部でしかないことがわかります。
なお本作は9月中旬時点でも北米の劇場で上映が続いており、記録がさらに伸びる可能性も残っています。
「スパイダーマン興行収入」への関心が普段より跳ね上がっているのも、こうした記録更新のタイミングが重なっているためでしょう。
Shiritomo MOVIE編集部の考察:ライバル作品同士の”祝辞合戦”が拡散力を持つ理由
今回の一件で興味深いのは、話題を広げたのが記録を作った側の『スパイダーマン』陣営だけではなく、記録を破られた『スター・ウォーズ』側の投稿だったという点です。
通常、興行成績のニュースは数字の発表だけで終わりがちで、拡散のきっかけは「誰が」「どんな言葉で」反応したかに左右されます。
ダース・ベイダーの名ゼリフを使うというユーモアは、両作品のファン層をまたいで引用・拡散されやすい設計になっており、単独のプレスリリースよりも話題化しやすい形でした。
同じ配給会社が関わる作品同士でなくても、記録更新の当事者になった企業アカウントが「負けた側として気の利いた反応をする」ことは、今後も同様の場面で再現性のある手法として広がっていきそうです。
数字そのものより、数字を受けた「反応」が二次的な話題を生む構造は、Xでの映画マーケティングを見るうえで覚えておいて損はありません。
まとめ
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』は公開47日で北米歴代興収1位に到達し、世界累計でも歴代3位という大きな記録を作りました。
記録を破られた『スター・ウォーズ』陣営が自らのセリフを引用して祝福を送ったことも含め、数字だけでなく「反応」までが話題として広がった出来事だったといえそうです。
さらに深掘りしたい方へ
記録更新の詳細な経緯やこれまでの興行ペースについては、Varietyの報道やThe Hollywood Reporterの記事でも詳しく伝えられています。
ルーカスフィルム公式の祝辞についてはComicBook.comの記事でも紹介されています。
