「お友達はみんなしてるんだよ」――TikTok・SHEINを禁止する母の葛藤に4500いいねが集まった理由
「私が保護者としてうまく管理する自信がないからSHEIN・temuとロブロックスとTikTokは娘たち(小6と小3)に使わせてない」。
2026年9月17日朝に投稿されたこの一文は、その日のうちに248万件以上表示され、4500件を超えるいいねを集めました。
子どもがいる家庭なら一度は直面する「みんなやってるのに、うちはダメ」の壁。
SNSやアプリの利用ルールをどう線引きするか、同じ悩みを抱える人にとってのヒントがこの投稿の反響には詰まっていました。
先に結論をまとめると:
– 「友達はみんなやってるのに」への羨ましさは、多くの家庭に共通する悩みだと分かったこと
– TikTokは13歳未満不可、Robloxも13歳未満は保護者同意が必須と、サービス側にもそもそも年齢の壁があること
– 「禁止か解禁か」の二択ではなく、家庭ごとに”いつ・どう解禁するか”を決めている実例が多数寄せられたこと
Xで広がった「うちも同じ」の声
投稿主は、育児コミックエッセイを手がけるイラストレーターのこたきさえさん(@kokokotaki913)。
投稿ではSHEIN・temu・ロブロックス・TikTokの4つを娘たちに使わせていない理由を「保護者としてうまく管理する自信がないから」と率直に明かした上で、「なるべく幼少期の『あれしたかったな』を残させないようにとは思っているものの」と揺れる胸の内をつづっていました。
投稿はこちらです。
私が保護者としてうまく管理する自信がないからSHEIN/temuとロブロックスとTikTokは娘たち(小6と小3)に使わせてないんだけどお友達はみんなしてるんだよと羨ましがっていて困る…なるべく幼少期の「あれしたかったな」を残させないようにとは思ってるものの
— こたきさえ@イラストレーター (@kokokotaki913) 2026年9月16日
投稿には224件の引用ツイートと38件のリプライがつき、同じ悩みを抱える保護者からの共感の声が次々と寄せられました。
ただ、寄せられた声を読んでいくと、単なる「わかる」の共感だけでは終わっていませんでした。
なぜこの投稿が共感を集めたのか
投稿者はどんな発信をしている人か
こたきさんのXプロフィールには「イラストレーター・漫画制作」「著書『マンガでわかる 多肉植物はじめます!』(辰巳出版)」「姉妹の母」とあり、実際に4月には「平成生まれの母、令和女児の性教育に挑む」というコミックエッセイの新刊も出しています。
つまり今回の投稿は思いつきの愚痴ではなく、普段から子育ての難しさを言語化して発信してきた人が投げかけた問いだったことが、単なる個人の悩み以上の説得力につながったと考えられます。
何が「わかる」と言われたのか
引用ツイートで最も反応を集めたのは、212いいねがついた次の投稿でした。
わかる。うちも子供たちに同年代との間で疎外感を持って欲しくないなと思っているけど、それでもSHEIN/temuとTikTokはNGにしてる。こないだ高校生から「うちはTikTok をNGにしててくれて良かった。周りを見てても中毒性がありすぎて大変」と言われてホッとした。その他も話し合ってルールを決めてる https://t.co/cZKWeN3XUy
— イルマ𓅫꙳✧˖°⌖꙳🍦🍨 (@mrymmio) 2026年9月17日
「うちも子供たちに同年代との間で疎外感を持って欲しくないなと思っているけど、それでもSHEIN・temuとTikTokはNGにしてる」と前置きした上で、「こないだ高校生から『うちはTikTokをNGにしててくれて良かった。
周りを見てても中毒性がありすぎて大変』と言われてホッとした」というエピソードを紹介しています。
禁止した当時は「あれしたかったな」を生むかもしれない選択が、数年後に本人から感謝される可能性がある——この”時間差の答え合わせ”が、多くの保護者の背中を押したようです。
一方で「ダメって言ってるおうちも多いけどそう言う子はやってないから話題に出ないし、やってる子ばっかりに見えちゃう」という指摘も引用ツイートに見られました。
禁止している家庭は目立たず、利用している子の話だけが耳に入りやすいという構造自体が、「うちだけ厳しいのでは」という不安を強めている可能性があります。
TikTok・ロブロックスの年齢制限は実際何歳からなのか
投稿を読んで気になるのが、そもそも各サービス側は何歳から利用を想定しているのかという点です。
TikTokの公式ヘルプによると、アカウント作成には13歳以上であることが必要で、13歳未満と判明した場合はアカウントが終了されます。
16歳未満のアカウントは自動的に非公開設定になり、ライブ配信機能は18歳以上、ギフティング機能は20歳以上に限定されています。
Robloxも13歳未満のアカウント作成には保護者の同意が必要とされ、13歳未満には自動でチャット制限や厳格なコンテンツフィルターが適用される仕組みです。
つまり「友達はみんなやってる」という状況自体、各サービスの想定年齢よりも早い段階で始まっているケースが多いとも言えます。
Shiritomo編集部の考察:フォロワーとの距離感が生む信頼
この投稿がここまで広がった背景には、こたきさんが普段から「専門家」としてではなく「同じ立場の当事者」として発信してきた蓄積があると見ています。
育児系の発信アカウントは、正解を提示するタイプと、悩みをそのまま開示するタイプに分かれますが、後者の方が反応が集まりやすい傾向があります。
今回のように「自信がない」という弱さを先に出すことで、フォロワーは評価されることなく自分の家庭の事情を書き込みやすくなります。
企業アカウントが同じテーマを扱うなら、断定的な「正解」を提示するより、判断に迷う場面をそのまま見せる方が、コメント欄に本音が集まりやすいという設計のヒントがここにあります。
まとめ
「友達はみんなやってるのに」という子どもの羨ましさに、保護者がどう向き合うか。
正解は一つではありませんが、今回の投稿は「禁止した先に感謝される日が来るかもしれない」という一つの実例を、多くの家庭に届けました。
さらに深掘りしたい方へ
TikTok・Robloxの年齢制限の詳細は、それぞれの公式ヘルプで確認できます。