OpenAIの新AI「GPT-6.1 Terra」、価格半額以下・速度3倍で最上位モデルに迫る性能
入力100万トークンでわずか1ドル。
OpenAIが日本時間27日未明、新しい業務向けAIモデル「GPT-6.1 Terra」を発表しました。
価格は前モデルの半額以下、処理速度は3倍というスペックで登場したこのモデルは、画面に映っているものを理解してアプリを操作し、文章まで自然に書きこなす「仕事向け」の設計です。
ChatGPTやCodexを業務で使っている人にとっては、コスト削減と速度向上を同時に体感できるアップデートになりそうです。
先に結論をまとめると:
– OpenAIが「GPT-6.1 Terra」を発表。
入力100万トークン1ドル・出力100万トークン5ドルで、前モデル「GPT-5.6 Terra」の標準料金から50%引き下げに
– 処理速度は最上位モデル「GPT-6 Astra」「GPT-6.1 Sol」の両方より3倍以上速く、性能はGPT-6 Astra並みをトークン単価10分の1で実現
– Plus/Pro/Enterprise/EduユーザーはChatGPT WorkとCodexで即日利用可能、開発者もAPI(gpt-6.1-terra)経由で使える
何が起きたのか
OpenAIの公式アカウントが投稿した内容はこうです。
「GPT-6.1 Terra は、高速で実用的なコンピュータ操作を、より低価格で実現します。
画面に映っているものを理解し、アプリをまたいで操作し、自然な文章を書き、効率よく1日分の仕事をこなせるモデルです」(日本語訳)。
GPT-6.1 Terra: delivering fast and capable computer use at a lower price.
— OpenAI (@OpenAI) 2026年10月26日
GPT-6.1 Terra understands what’s on screen, takes action across apps, writes naturally, and is a more capable model for your whole workday with the efficiency to take on more of it. pic.twitter.com/8JTN1yonmV
投稿があったのは日本時間27日未明3時すぎ。
業務効率化を掲げるこのモデルは、ChatGPT WorkとCodexという、まさに「仕事で使う」ための場所に向けて用意されています。
ただ、公式の一言だけでは「具体的に何がどれくらい変わるのか」までは見えてきません。
そこで価格・速度・性能の中身を一次情報で確かめてみました。
調べて分かったこと
価格はどれくらい安くなったのか?
API料金は入力100万トークンあたり1ドル、出力100万トークンあたり5ドルに設定されました。
前モデル「GPT-5.6 Terra」の標準料金から50%の値下げです。
トークン(AIが文章を処理する際の文字の単位)あたりのコストが半分になったことで、大量のタスクを日常的にこなす業務利用ほど恩恵が大きい設計になっています。
性能はどこまで上がったのか?
注目したいのは、値下げと引き換えに性能が落ちていない点です。
OpenAIによると、GPT-6.1 Terraは現行の最上位モデル「GPT-6 Astra」に匹敵する性能を、トークン単価にしてわずか10分の1で実現しています。
処理速度も、GPT-6 AstraとGPT-6.1 Sol(9月にGPT-6 Solの後継として投入されたモデル)の両方より平均3倍以上速く、タスクを終えられるとのことです。
さらに、ソフトウェアを実務でどれだけ使いこなせるかを測るテスト「Agents’ Last Exam」では、前モデルのGPT-5.6 Terraを大きく上回る結果を出したといいます。
今日から使えるのか?
提供はすでに始まっています。
Plus・Pro・Enterprise・Eduの各プランを契約していれば、ChatGPT WorkとCodex上でそのまま利用できます。
開発者向けには、OpenAI APIでgpt-6.1-terraという名称でアクセス可能です。
新モデルが出ても数週間待たされるケースが多い中、即日展開という点は「仕事で今すぐ試したい」層には歓迎材料と言えそうです。
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ここ1カ月だけでも、OpenAIはGPT-5.5の退役、GPT-6 Sol・Lunaの投入、そして今回のGPT-6.1 Terraと、立て続けに業務特化モデルを出しています。
Anthropic側もClaude Opus 5.5で対抗しており、両社とも「最上位モデル並みの性能を、より安く・より速く」という同じ方向で競争している構図です。
SNS運用やコンテンツ制作の現場でAIを業務導入しているチームにとって、重要なのはどのブランドを使うかではなく、タスクごとにコスト・速度・精度のバランスを見極めて使い分けることになりつつあります。
価格が半額以下になったことで、これまでコスト面で見送っていた「大量処理・高頻度呼び出し」のユースケース(定型文の自動生成やデータ整理など)を再検討する価値が出てきたとも言えるでしょう。
モデルの入れ替わりサイクルが数カ月単位になっている以上、特定モデルへの依存を前提にした運用設計は見直しが必要になってきています。
まとめ
GPT-6.1 Terraは、価格を半額以下に抑えながら最上位モデル並みの性能を実現した、OpenAIの業務特化モデルです。
ChatGPT WorkとCodexではすでに利用が始まっており、コストを抑えつつAIを業務に組み込みたいチームにとって選択肢の一つになりそうです。
さらに深掘りしたい方へ
公式発表の詳細はOpenAI Developer Communityの告知投稿で確認できます。
性能・価格の比較については9to5Macの記事でも詳しく解説されています。

