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応募はリポストだけなのにリプライ3,269件――Samsung JapanのGalaxy Z Fold8キャンペーン、開始1時間で2,859件拡散

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月27日 更新
応募はリポストだけなのにリプライ3,269件――Samsung JapanのGalaxy Z Fold8キャンペーン、開始1時間で2,859件拡散

応募条件は「フォロー」と「リポスト」の2つだけ。
それなのに、告知の投稿には3,269件のリプライが付いていました。
Samsung Japan が10月23日に始めた、Galaxy Z Fold8 が1名に当たるキャンペーンです。
懸賞の投稿としてはよくある形に見えますが、告知の1行目に置かれた一言が、数字の伸び方を変えていたようです。
キャンペーンを企画する SNS 担当者にとっては、応募条件を増やさずに反応を集める手がかりになる事例でしょう。

先に結論をまとめると:
– 開始1時間で2,859件、25時間で13,332件のリポスト・引用が集まり、拡散率(表示に対するリポストの割合)は8.3%でした
– 応募条件にないリプライが3,269件付いたのは、告知の冒頭に「ここが好き💜を教えて!」という問いかけがあったからとみられます
– 賞品は8月発売の最新機種で、販売店の通常価格は256GBモデルで26万円台です

告知の1行目は「ここが好きを教えて」だった

キャンペーンを告知したのは Samsung Japan の公式アカウントです。
本文は「Samsung Galaxy のここが好き💜を教えて!」という呼びかけから始まり、そのあとに応募方法が続いています。

応募方法は、公式アカウントをフォローして、この投稿をリポストするだけです。
リプライや引用は応募の条件に入っていません。
ハッシュタグ「#折りたたみスマホならSamsungGalaxy」も添えられていましたが、こちらも付けることは求められていませんでした。

ここで気になるのが、条件にないはずのリプライの多さです。
では、拡散そのものはどのくらいの規模だったのでしょうか。

Xでどう広がったのか

拡散の数字は、SNS 分析ツールの SocialReport が公開しているキャンペーンレポートにまとまっています。
それによると、データ取得時点(10月27日10時)で告知投稿のリポストは15,791件、引用は310件でした。
開始直後の12時台の1時間だけで2,859件が集まり、開始から25時間分の13,332件のうち約21%がこの1時間に集中しています。

告知投稿そのものの反応も大きく、インプレッション(投稿が表示された延べ回数)は190,056回、いいねは5,450件でした。
表示された回数に対するリポストの割合は8.3%で、リポスト数はいいね数の約2.9倍あります。
いいねで済ませずに拡散まで進んだ人が多かった、と読める数字ですね。

詳しい拡散の推移や、どんな層が拡散したかの分析は SocialReport のレポートで公開しています。
ここからは、なぜこれだけ伸びたのかを賞品と設計の両面から見ていきます。

賞品のGalaxy Z Fold8はどんな端末か

賞品の Galaxy Z Fold8 は、2026年8月7日に国内で発売された折りたたみスマートフォンです。
閉じれば一般的なスマホと同じように使え、開くとタブレットに近い大画面になります。
ITmedia Mobile の報道によると、販売店での通常価格は256GBモデルで26万9880円でした。
同時に発売された上位モデルの Fold8 Ultra は、256GBモデルで29万6780円と約2万円高く、薄さと軽さで上回るとされています。

つまり、抽選は1名でも、当たれば27万円近い最新機種が手に入るキャンペーンです。
発売から約2か月半という時期で、まだ「気になっているけれど高くて手が出ない」と感じている人も多いタイミングだったのではないでしょうか。

フォロー&リポスト型はなぜ数が集まりやすいのか

フォロー&リポスト型は、X のプレゼント企画でよく見かける形です。
参加者がやることはボタンを2回押すだけで、文章を考える必要がありません。
その手軽さのぶん、賞品の魅力がそのまま参加数に表れやすい設計です。

今回のように高額で話題の賞品と組み合わせると、開始直後の1時間に参加が集中する形になりやすいとみられます。
実際、開始6時間で25時間分の約59%に達していました。

なぜリプライまで集まったのか

フォロー&リポスト型の弱点は、参加者の声が残らないことです。
リポストは数としては残りますが、参加者が何を感じたかまでは分かりません。

Samsung Japan の告知は、そこを1行目の問いかけで補っていたように見えます。
「ここが好き💜を教えて!」と先に聞かれると、応募のついでに答えたくなる人が出てきます。
応募条件にしていないので、答えたくない人は2アクションで応募を終えられます。
参加のハードルを上げずに、答える余地だけを残した設計と言えるでしょう。

SocialReport のレポートでは、引用の中に自分の Galaxy の使い心地を書き添えた投稿があったことも紹介されています。
告知に添えたハッシュタグも、そうした「好きなところ」の投稿をまとめる受け皿になっていたとみられます。

Shiritomo編集部の考察:条件を増やす前に、問いを1つ置く

キャンペーンで参加者の声も集めたいとき、つい「リプライで応募」「ハッシュタグを付けて投稿」と条件を足したくなります。
ただ、条件が増えるほど応募の手間は増え、参加数は落ちやすくなりがちです。
今回の事例が示しているのは、条件は増やさず、告知の冒頭に答えやすい問いを1つ置くという選択肢です。

明日から試せることは2つあります。
1つ目は、告知文の1行目を「応募方法」ではなく「問いかけ」にすることです。
「どの色が好き?」「どこで使いたい?」のように、一言で答えられる問いが向いています。
2つ目は、集まったリプライを分類して残しておくことです。
「好きなところ」の声は、次の広告のコピーや商品ページの訴求を考える材料になります。
リポストの数だけで終わらせず、声まで回収できるかどうかが、同じ予算でも得られるものの差になりそうです。

まとめ

Samsung Japan のキャンペーンは、フォローとリポストだけの手軽な応募条件のまま、1行目の問いかけで3,269件のリプライを集めていました。
数と声を同時に集めたいときに参考になる設計です。

さらに深掘りしたい方へ

出典:拡散データは SocialReport のキャンペーンレポート に基づく