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当選30名に引用3,917件――ポケモンスリープ×すっぴんパウダー、クラブコスメが仕掛けたキャンペーンの中身

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月25日 更新
当選30名に引用3,917件――ポケモンスリープ×すっぴんパウダー、クラブコスメが仕掛けたキャンペーンの中身

当選者はわずか30名。
それなのに、クラブコスメチックスの公式Xに寄せられた引用は3,917件に達しました。

いいね2,664、リツイート2,423、インプレッション18万2,077回――この数字を動かしたのは、化粧品のパウダーに描かれた、小さなピカチュウでした。

SNS運用やマーケティングを担当している人なら、同じ仕組みをもう一度組み立てられるかが気になるはずです。
何が起きたのか、そしてその仕掛けの中身を見ていきます。

先に結論をまとめると:
– クラブコスメチックスの「すっぴんパウダー」とスマホゲーム「Pokémon Sleep」のコラボ商品発売を記念し、フォロー+引用リポストでプレゼントが当たるキャンペーンをX・Instagramで同時開催した
– 当選者はX・Instagramそれぞれ15名、合計30名という小さな規模だが、Xでは引用が3,917件・リツイートが2,423件に達している
– 当選枠は小さくても、4種のデザインから「推し」を選ばせる仕様と、それを書かせる引用リポストの形式が、投稿そのものの拡散を後押しした

何が起きたのか

10月22日、クラブコスメチックスの公式X(@clubcosmetics)が「すっぴんパウダー」と「Pokémon Sleep」のコラボデザイン発売を記念した投稿をしました。
ピカチュウ・メタモン・イーブイ・カビゴンの4デザインの中から好きな1つが当たるという内容で、当選人数はX・Instagram合わせて30名。
応募方法は公式アカウントのフォローと、投稿の引用リポストです。

投稿から3日経った10月25日時点で、引用は3,917件、リツイートは2,423件、いいねは2,664件。
インプレッションは18万回を超えました。

ただ、この数字だけでは「なぜこのキャンペーンがここまで伸びたのか」は見えてきません。
そこで、コラボの中身と仕掛けを一次情報で確かめました。

調べて分かったこと

すっぴんパウダーとはどんな商品か

「すっぴんパウダー」は、クラブコスメチックスが展開する「すっぴんシリーズ」のスキンケアパウダーです。
洗顔せずそのまま使え、つけたまま眠れることをうたった商品で、通常品の価格は1,760〜2,200円(税込)。
今回の『Pokémon Sleep』コラボデザインは10月6日発売で、ピカチュウ・イーブイ・メタモンの3種は各1,980円(税込)、カビゴンのみホワイトニングタイプで2,200円(税込)で展開されています。

Pokémon Sleepとのコラボはなぜ成立したのか

『Pokémon Sleep』は、株式会社ポケモンがSelect Buttonと共同開発した、睡眠時間に応じてポケモンを集められるスマホアプリです。
2023年7月に世界配信が始まり、「眠ること」自体をゲームの軸にしている点が特徴です。
「つけたまま眠れるパウダー」と「眠ることが遊びになるゲーム」は、どちらも“寝る”という行為を軸にしており、組み合わせとして違和感が少ないコラボだったといえます。

一度きりの企画ではない

クラブコスメチックスがIPとコラボするのは、今回が初めてではありません。
2024年9月にはサンリオキャラクターズとすっぴんシリーズで初めてコラボし、2025年10月にも継続展開しています。
毎年コラボ企画を仕掛けていること自体が、ファンの中で「次は何が来るか」を期待させる土台になっていると考えられます。

実際に引用リポストを見てみると、「ピカチュウが!欲しいです!!」と商品の画像を添えた投稿や、「中身はカビゴンだけどやっぱり可愛すぎる」と実際に購入した商品を紹介する投稿が見られました。

「すっぴんパウダー」は検索され続けている商品

「すっぴんパウダー」という言葉自体の検索数は月間4万件を超え、直近1年でほぼ一定の水準(跳ね1.0倍)で検索され続けています。
一時的に話題になった商品ではなく、もともと口コミ・価格・使い方を調べる人が常に一定数いる定番商品だということです。
この土台があったからこそ、今回のコラボ告知も「知っている商品の新デザイン」として受け取られやすかったとみられます。

Shiritomo編集部の考察:当選枠を絞ってもバズは作れる

このキャンペーンで注目すべきは、当選者数の少なさです。
X・Instagram合わせて30名という規模は、SNSキャンペーンとしては控えめな部類に入ります。
それでも引用が3,917件に達した理由は、応募条件の設計にあると考えられます。

「お好きなデザインを1つプレゼント」という投稿文は、応募者に「自分はどのデザインが好きか」を考えさせ、それを引用リポストの文面に書かせる構造になっています。
単に「リポストしてね」で終わるキャンペーンより、投稿者自身の言葉が乗った引用が増えやすく、結果として一つひとつの引用がタイムライン上で目を引く個別のコンテンツになっています。
当選者の人数を絞って景品コストを抑えつつ、拡散の仕組みは選択肢の数(4デザイン)で確保する――予算が限られた担当者にとって参考になる設計です。

まとめ

クラブコスメチックスの「すっぴんパウダー」×「Pokémon Sleep」コラボキャンペーンは、当選者30名という小規模な設計ながら、引用3,917件という反響を生みました。
毎年続くIPコラボという土台と、好きなデザインを選ばせる応募条件が、小さな当選枠でも拡散を後押ししたとみられます。

さらに深掘りしたい方へ

画面すらないのに、ポケモン集めができる――Fitbit AirがPokémon Sleepと組んだ理由画面すらないのに、ポケモン集めができる――Fitbit AirがPokémon Sleepと組んだ理由青いバンドに、丸くうずくまって眠るピカチュウ。 画面もない機器に、そんな絵が刺繍のように印刷されています。

コラボの詳細はポケモン公式のコラボ商品ページで確認できます。
「すっぴんパウダー」自体の商品情報はクラブコスメチックス公式サイトにまとまっています。
過去のサンリオキャラクターズとのコラボについてはサンリオ公式のニュースリリースで経緯を見ることができます。