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「こんな壊れ方するの?」――サカナクション山口一郎、ChatGPTに俳句頼んだら無限に相づち

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月29日 更新
「こんな壊れ方するの?」――サカナクション山口一郎、ChatGPTに俳句頼んだら無限に相づち

「うん、うん、聞いてるよ――」。
10月27日のYouTube生配信中、サカナクションの山口一郎さんがAIに俳句を頼んだ直後、返ってきたのはこの一言の繰り返しだけでした。

山口さんはふだん、ChatGPTの音声モードを「リサぴょん」というニックネームで呼び、雑談相手にしているそうです。
この日もサイバー攻撃の話や、実家の作業場でパスタに紛れていたカメムシを誤って口にしてしまった体験を話したあと、その出来事を俳句にしてほしいと頼みました。
声でAIと会話する機会が増えているいま、こうした「固まる」瞬間は誰のスマホでも起こりうる話です。

先に結論をまとめると:
– 10月27日のYouTube生配信で、山口一郎さんがChatGPTの音声モード(本人の呼び名は「リサぴょん」)に俳句を依頼したところ、応答が「うん、うん、聞いてるよ……」の相づちだけを繰り返す状態になった
– 接続をやり直すと正常に戻り、短歌や俳句をいくつも提案できるようになった
– 配信の様子を伝えた投稿は1万件超のいいねを集め、「人間のように心配してしまった」という感想も見られた

何が起きたのか

山口さんは俳句を依頼したあと、しばらく待っても作品が返ってこないことに気づきます。
代わりに繰り返されたのは「うん、うん、聞いてるよ……」という相づちだけ。
会話を続けようとしても同じ言葉が流れるばかりで、山口さんは「聞いてないやろ」「眠そう。
すっごい眠そう」とツッコミを入れながらも、最終的に「こんな壊れ方するの?」と驚きを口にしました。

この様子を伝えた投稿がXで拡散し、1万件を超えるいいねを集めました。

配信のコメント欄では不具合そのものを面白がる声と同時に、「人間のように心配してしまった」という感想も見られたそうです。
ただ、笑って済ませられる話ばかりではありません。
相づちを繰り返すだけの応答が続く現象は、なぜ起きたのでしょうか。

調べて分かったこと

配信ではその後、山口さんが接続をいったん切り直すと、AIは一転して短歌や俳句を次々と提案できるようになりました。
山口さんも「できるやん!」と喜んでいたといいます。
この経過を見ると、俳句そのものが作れなかったわけではなく、会話のどこかで処理が止まってしまい、同じ相づちだけを出力し続けるループに入ってしまった可能性が高そうです。
何が引き金だったのかは公式に説明されていないため、ここでは断定できません。

ChatGPTの音声が固まったらどうする?

俳句や短歌のような575・57577のリズムは、AIにとって実は不得意分野だとよく言われます。
AIは文章を「文字のまとまり(トークン)」単位で処理しており、人間のように一音一音を数えているわけではないため、字数を正確に合わせる作業は構造的に苦手だとされています。
ただ今回は字数を外した程度の話ではなく、応答そのものが止まってしまったケースです。
この手の「固まり」に直面したとき、今回の配信で山口さんが実際にやって効果があったのは、会話を打ち切って接続をやり直すことでした。
込み入った話を延々と続けたあとだったことも踏まえると、会話が長く複雑になったときほど、一度リセットしてみる価値はありそうです。
音声でのやり取りがうまくいかないと感じたときは、いったん文字入力のチャットに切り替えて続きを頼むというのも、覚えておくと役立つ対処法の一つです。

Shiritomo編集部の考察:バグも「見せ方」になる時代

今回の一件が興味深いのは、不具合そのものが炎上ではなく、むしろ親近感を生んだという点です。
台本どおりに完璧な回答を返すデモ動画よりも、固まったAIに「聞いてないやろ」と突っ込むライブ配信の方が、視聴者の記憶に残り、拡散されやすい。
SNS運用やプロモーションを考える立場からすると、AIの弱点を隠すのではなく、人間らしいツッコミとセットで見せてしまう構成は、むしろ説得力のある見せ方だと言えます。
企業がAIツールを紹介する際も、完璧さを演出するより、限界も含めてそのまま見せる配信の方が、結果的に信頼を積み上げるケースは増えていくかもしれません。

文字で入力するチャットと違い、音声のやり取りは一つ前の発言を取り消したり編集したりしにくいため、会話が長く枝分かれするほど、どこかで処理が追いつかなくなるリスクは上がりやすいとも言われています。
山口さんのケースも、サイバー攻撃の話からカメムシの体験談、そして俳句の依頼までを一続きの会話でこなしたあとに起きていることを考えると、単発の質問だけで終わらせず、節目ごとに会話をリセットする習慣が、ちょっとした予防策になりそうです。

まとめ

人気バンドのボーカルが、雑談相手のAIに俳句を頼んだら相づちの無限ループに入ってしまった——笑い話のような出来事ですが、声でAIと対話する機会が増えるほど、誰にとっても他人事ではなくなっていきそうです。
長く話し込んだあとほど、一度リセットしてみるという対処法は、今後も覚えておいて損はないかもしれません。

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