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「人間なめんなよ!」自作のガンプラ写真に”AIで生成”ラベル、海洋堂のフィギュアも同じ目に

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月29日 更新
「人間なめんなよ!」自作のガンプラ写真に”AIで生成”ラベル、海洋堂のフィギュアも同じ目に

「なんやこれ、AIでこんなん作れるんか?やってみぃ?人間なめんなよ!」――自分で彫ったガンプラの改造パーツを撮って投稿したところ、画像に「AIで生成」の表示がついていました。
使ったのはカメラとXの投稿画面だけで、生成AIには一度も触れていません。

SNS運用やコンテンツ制作にAIツールを取り入れている人であれば、いつか自分の投稿にもこの表示がつくかもしれません。
何を根拠に、どんな写真に「AIで生成」のラベルがつくのか、実際の事例を確認してみました。

先に結論をまとめると:
– Xの「AIで生成」ラベルは、生成AIを使っていない実写・手描き投稿にも誤ってつくことがあります
– フィギュアメーカーの海洋堂や個人のクリエイターなど、複数の投稿者が「AIは使っていません」と説明する事態が繰り返し起きています
– Xは判定の具体的な仕組みを公表しておらず、画像編集ソフトが書き込む来歴情報(メタデータ)が関係しているとみる調査結果があります

実写の写真にも「AIで生成」――繰り返される誤表示

Xは2026年3月ごろから、投稿された画像や動画を自動で解析し、生成AIで作られたと判断したものに「AIで生成」と表示する機能を広げてきました。
フェイク画像に見る側が気づけるようにするための仕組みです。

ところが、この表示は生成AIをまったく使っていない投稿にもついてしまうことがあります。
5月11日の夜、フィギュアメーカーの海洋堂は商品写真に表示がついたことを受けて公式に説明を出しました。

海洋堂は「商品写真にAI生成画像は使用しておらず、専属カメラマンによる撮影を行っております」と述べています。
同じ月の9日には、≒JOYの公式アカウントも告知画像に同じ表示がついたことを明かし、「Xが自動的に判定しているものであり、実際には生成AIを使用しての画像作成はしておりません」と説明しました。

専属カメラマンが撮った商品写真にも、個人のガンプラ写真にも同じ表示がつくという点は共通しています。
ただ、この2件だけでは「なぜ」は見えてきません。
そこで、実際に検証を試みた投稿を探してみました。

調べて分かったこと

「人間なめんなよ!」――本人も納得できない誤表示

8月26日朝には、ガンプラの改造パーツを撮った写真にこの表示がついたという投稿がありました。

投稿者は動画でも撮り直したものの、表示は消えなかったと書いています。
カメラで撮って素直に投稿しただけなのに、なぜ「AIで生成」が出てしまうのでしょうか。

原因はどこにあるのか

Xは判定方法を公表していません。
ただ、個人で検証を重ねた投稿者がいます。
9月25日未明、写真編集ソフト「Lightroom Classic」で加工した画像を1操作ずつXに投稿して、どの時点で表示がつくかを確かめた人がいました。

この検証を含め、ネット上では画像ファイルに書き込まれる「来歴情報(メタデータ)」が関係しているという見方が出ています。
画像には、どう作られ・どう編集されたかを示す「コンテンツ認証情報」が、C2PA(画像がどう作られ・編集されたかを記録する業界共通の規格)という形式で残ることがあり、元の写真自体は実写でも、ファイルに残ったこの情報をXが読み取って表示をつけているのではないか、という推測です。
Xがこの情報だけで判定しているとは公式に確認されていませんが、画像をリサイズしたりJPEGに変換したりしてメタデータを消してから投稿すると表示が出なかった、という検証結果も報告されています。

間違ってついた表示は消せるのか

自分で選んで「AIで生成」を申告した場合は、投稿後も「…」メニューから外せます。
しかし、Xが自動で判定してつけた表示については、現時点で外す手段が用意されていないとされています。
誤表示に気づいたら、海洋堂や≒JOYがしたように、本文で「AIは使っていない」と明記して説明するのが、今のところできる対処です。

Shiritomo編集部の考察:明日からやることは2つ

まず、プロの撮影・編集を外注している場合は、納品される画像の編集ソフトや書き出し設定を一度確認しておくことです。
Lightroom・Photoshopなど一部の編集ソフトは、設定によってコンテンツ認証情報が書き込まれることがあるとされ、担当者が意図せず「AI加工済み」の情報を画像に残してしまう可能性があります。
もう一つは、公式アカウントの運用ルールに「誤表示が起きた場合の説明テンプレート」を一行加えておくことです。
海洋堂や≒JOYの例を見ると、疑問を持たれた直後に本文で簡潔に否定する対応が、炎上ではなく納得で終わっています。
表示そのものをコントロールできない以上、説明のスピードが唯一の防御線になります。

まとめ

「AIで生成」ラベルは、生成AIを使った投稿を見分けるための仕組みですが、実写の写真にも誤ってつくことがあり、その原因はXから公式に説明されていません。
表示がついたときにできる対処は、今のところ本文での説明に限られます。

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