iPadとApple Watchも「盗難・紛失」に対応——AppleCare+拡充で変わる、日本のApple保証の中身
2026年7月22日、日本のAppleCareのラインアップに新しい選択肢が加わった。
これまでiPhoneだけが対象だった「盗難・紛失プラン」が、iPadとApple Watchにも広がったのだ。
紛失や盗難は、iPhoneだけの悩みではない。
外出先でApple Watchを着けたまま汗をかいたり、iPadを持ち歩いて移動したりする人にとって、この拡充は無関係な話ではない。
何がどう変わったのか、公式発表を基に整理する。
先に結論をまとめると:

- iPad・Apple Watchの盗難・紛失プランが新設され、年2回まで交換が受けられるようになった
- 交換には「探す」機能を事前にオンにしておくことが条件になる
- 支払い方法は月払い・1年プランのみになり、長期一括プランは選べなくなった
何が発表されたのか
Appleが7月22日に公開した発表内容によると、今回の変更はAppleCare+全体の保証範囲の見直しにあたる。
これまでiPhoneに限られていた盗難・紛失の補償が、iPadとApple Watchにも初めて用意された。
対象デバイスを持つユーザーは、AppleCare+の盗難・紛失プランに加入することで、年間最大2回まで、盗難または紛失したデバイスの交換を受けられるようになる。
交換のたびに所定のサービス料はかかるが、購入したデバイスを外に持ち出す機会が多い人にとっては、いざというときの備えが一つ増えたことになる。
そもそもAppleCare+ 自体は、通常の保証期間を超えて、破損や故障の際に純正パーツでの修理を受けられるサービスだ。
今回はそこに、破損ではなく「なくしてしまった」ケースへの備えが加わった形になる。
調べて分かったこと
加入すれば誰でも交換してもらえるのか
条件がある。
Appleの発表では、盗難や紛失が発生した時点、そして交換の申請手続きを行っている間ずっと、対象デバイスで「探す」機能がオンになっている必要があると明記されている。
「探す」を有効にしていないデバイスは、たとえプランに加入していても対象外になる可能性がある。
日頃から位置情報サービスをオフにしている人は、この機会に設定を見直しておいた方がよさそうだ。
支払い方法はどう変わったのか
これまでAppleCare+には、購入時にまとめて支払う長期一括プランが用意されていた。
しかし今回の変更で、新規契約は月払いか1年プランのいずれかに一本化され、長期一括プランは選べなくなった。
必要な期間に応じて短く契約できるようになった一方で、長期利用者にとっては契約の考え方を見直す必要がある変更といえる。
値段はいくらになるのか
気になる価格だが、今回確認できた公式発表・報道の範囲では、盗難・紛失プランの具体的な月額・年額は明記されていなかった。
対象機種ごとの正確な料金は、Appleの公式サイトで個別に確認する必要がある。
噂や非公式情報で語られている価格を鵜呑みにせず、購入前に公式ページで最新の金額を確かめることをおすすめする。
Shiritomo GADGET編集部の考察:保証の再設計は「使い方」への回答
今回の変更で興味深いのは、単なる値上げや改定ではなく、対象範囲の拡大と支払い方式の簡素化がセットで行われた点です。
iPhoneだけでなくiPadやApple Watchも日常的に持ち出すデバイスになった今、「なくす」リスクへの備えを全製品に横並びで用意するのは自然な流れといえます。
一方で、長期一括プランの廃止は、ユーザー側からすると選択肢が狭まったようにも見えます。
ただし月払いなら不要になった時点で解約しやすく、買い替えサイクルが早まっている昨今のデバイス事情には合っているとも言えるでしょう。
保証プランの設計は、メーカーがユーザーの利用実態をどう捉えているかを映す鏡でもあります。
まとめ
AppleCare+の盗難・紛失プランがiPadとApple Watchにも広がり、支払い方法は月払い・1年プランに整理されました。
加入を検討する際は、「探す」機能の設定と、公式サイトでの正確な料金確認を忘れないようにしたいところです。
さらに深掘りしたい方へ
制度の詳細は、Apple公式のニュースリリースで確認できる。
