SNS運用Tips 読了 6 分

「私が動かし続けることじゃない」――モーニング娘。’26、TikTok15万人達成でリーダーが決めた「引き際」

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月1日 更新
「私が動かし続けることじゃない」――モーニング娘。’26、TikTok15万人達成でリーダーが決めた「引き際」

「TikTokフォロワー15万人」。
モーニング娘。
’26のリーダー・野中美希さんが、SNS運用に本格的に取り組み始めたころ、ひとりで密かに掲げていた目標です。
当時のグループの公式TikTokは、本人いわく「あまり活用できていない状態」だったといいます。
それから数年、目標の数字は達成され、いまも伸び続けています。
ただ、今回注目したいのは数字そのものではありません。
目標を達成した野中さんが直後に手をつけたのは、規模を広げることではなく、自分の役割を”手放すこと”でした。
日々の投稿を一人で回している運用担当者には、他人事に思えない話ではないでしょうか。

先に結論をまとめると:
– モーニング娘。
’26は、リーダーの野中美希さんが仕組み(企画書・投稿テンプレ・撮影日・素材交渉)を先に作り、TikTokフォロワー15万人という目標を達成しました
– 目標達成後、運用はメンバー発案・スタッフ主体の体制へ段階的に移行しました
– ねらいは「自分が動かし続けること」ではなく、グループ全体でSNSを使うのが当たり前になる状態をつくることでした

何が起きたのか(Xでの盛り上がり)

8月31日、モーニング娘。
’26 12期の公式ブログで、野中美希さんが「この1年、SNSのこと」と題した記事を公開しました。
グループの公式Xアカウントがこの投稿を告知すると、拡散され引用コメントも相次ぎました。

「この1年、SNSのこと」という飾らないタイトルの通り、ブログの中身は運用の”裏側”の記録でした。
ファンの間では以前から「モーニング娘。
がSNSに力を入れ始めたのはちぇる(野中さんの愛称)のおかげでは」という声があったといい、今回の投稿はその答え合わせのような形になりました。
ただ、読んでみると単なる「頑張った話」では終わらない、仕組みづくりの過程が見えてきます。
そこで、ブログの原文まで遡って何が書かれていたのかを確かめてみました。

調べて分かったこと(調査・深掘り)

なぜ「15万人」を最初の目標にしたのか?

リーダー就任時、モーニング娘。
’26の公式TikTokは更新が定着していませんでした。
野中さんはブログで「0から1を作ることはむずかしいけど、一度習慣になれば、それがいつか『当たり前』になるんじゃないか」と当時の考えを明かしています。
目標として具体的な数字(15万人)を置いたのは、続けてきた成果を自分たちで確認できるようにするためだったと読み取れます

企画書の作成、投稿テンプレートづくり、更新スケジュールの設計、SNS専用の撮影日の設置、さらにコンサート映像を「一部切り抜き形式」で公開できるよう交渉することまで、SNS運用の土台を一つずつ組み立てていったといいます(モーニング娘。
’26 12期オフィシャルブログより)。

目標達成後、なぜ運用の主役を交代させたのか?

「継続して更新していく中で、気がつけば15万人を達成」――ブログではそう振り返られています。
ここで印象的なのは、達成後にリーダー自身が前面に出続けなかったことです。
運用の主導権は次第にメンバー発案へと移り、YouTubeでは動画の企画・編集をメンバーの一人(「らいりー」)が担うようになったといいます。
野中さんはこの変化についてこう書いています。

「私が始めたかったのは『私がずっとSNSを動かし続けること』ではなく、モーニング娘。
がSNSを活用することが自然になっていく、そのきっかけを作ることでした」

この一文に、SNS運用担当者が抱えがちな悩みへのヒントがあります。
「担当者が抜けたら止まる」状態を避けるには、属人化した運用ではなく誰でも回せる仕組みを先に作ってから任せる、という順番が効いてきます
実際、ファンの反応にも運用の変化を捉えたものがありました。

一人で回している運用担当者にも当てはまる話か?

「TikTok運用」は検索でも一定の関心が続くテーマです。
属人化を避けたいと考える運用担当者は、モーニング娘。
’26のケースのように「仕組みを作る→数字で成果を確認する→段階的に手放す」という順序を意識すると、後任やメンバーへの引き継ぎがスムーズになりやすいと考えられます。
ブログでも野中さんは「これはもちろん私ひとりの力ではなく、協力してくださったスタッフのみなさん、いろんなアイデアを出してくれたメンバー、そして動画を見て楽しんでくださったみなさんがいてこその数字です」と、成果を一人のものにしていません。

Shiritomo編集部の考察:明日からできることは「仕組み化」と「手放す準備」

企業やブランドのSNS担当者にとっても、このエピソードは示唆に富みます。
SNS運用が特定の担当者一人に依存している状態は、その人が異動・退職した瞬間に更新が止まるリスクをはらんでいるためです。
野中さんのやり方は、目標達成をゴールにせず、達成後に権限とノウハウを周囲へ広げていく「引き継ぎを前提にした運用」でした。
数字を追うフェーズと、仕組みを他者に渡すフェーズを意識的に分けている点は、企業のSNS担当者が異動時や体制変更時に参考にできる考え方でしょう。
単に「頑張って更新する」のではなく、最初から「自分がいなくても回る状態」を設計に組み込んでおくことが、長く運用を続けるコツと言えそうです

まとめ

モーニング娘。
’26のSNS運用は、リーダー一人の踏ん張りから始まり、目標達成をきっかけに仕組みごとメンバー・スタッフへ引き継がれていきました。
数字を追うことと、属人化を防ぐこと。
この二つを同時に意識した運用のあり方は、規模の大小を問わずSNS担当者にとって参考になるのではないでしょうか。

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