『It Takes Two』を作った男が次に選んだのは、レトロアニメ調の宇宙旅だった——Switch2独占『オービタルズ』発売
「この度!9月3日(木)発売!『オービタルズ Orbitals』のイラストを描かせていただきました!」。
イラストレーターのryosuketarouさんがそう投稿したのは、発売前日の昼のことでした。
投稿に添えられた絵には、髪色の異なる2人の主人公が宇宙空間を漂う仲間たちとともに描かれ、80年代アニメを思わせる太い輪郭線と鮮やかな色使いが目を引きます。
この『オービタルズ』、実はゲームの作り方そのものに、協力プレイが好きな人なら聞き覚えのある名前が関わっていました。
Switch 2を持っていて「一緒にゲームができる相手」を探している人には、見逃せない情報です。
先に結論をまとめると:
– Nintendo Switch 2独占の協力アドベンチャー『オービタルズ』が9月3日に発売、価格は5,980円(税込予定)
– ゲームディレクターは、『It Takes Two』『Split Fiction』を手がけたHazelight Studios出身のヤコブ・ルンドグレン氏
– 1本購入すればもう1人は無料で参加できる「GameShare」に対応し、Switch 1では遊べない
Xでの盛り上がり
この度!9月3日(木)発売!
「オービタルズ Orbitals」の
イラストを描かせていただきました!🙏🥹✨✨
日本のレトロアニメな世界観の中に入って様々な2人協力型アクションをこなしていく!
この度!9月3日(木)発売!
— タケウチ リョースケ (@ryosuketarou) 2026年9月2日
「オービタルズ Orbitals」の
イラストを描かせていただきました!🙏🥹✨✨
日本のレトロアニメな世界観の中に入って様々な2人協力型アクションをこなしていく!… pic.twitter.com/wt0bhFGX6y
投稿への反応は2,400件を超えるいいねを集め、レトロアニメ調のビジュアルに惹かれたファンからのコメントが相次ぎました。
『オービタルズ』は、少女マキと、青い肌に角を持つ少年オムラが力を合わせ、故郷の宇宙ステーションを危険な嵐から守るために旅立つという物語。
ただ、このゲームが本当に注目される理由は、絵柄だけではありませんでした。
調べて分かったこと
なぜ「協力プレイの定番」と比較されるのか?
『オービタルズ』を開発したのは東京拠点のスタジオ・Shapefarmです。
ゲームディレクターを務めるヤコブ・ルンドグレン氏は、以前Hazelight Studiosに在籍し、『A Way Out』『It Takes Two』『Split Fiction』のデザイナーとして携わってきた人物だと海外メディアが報じています。
Hazelightといえば、2人のプレイヤーがそれぞれ違う役割を担いながら協力する「非対称協力プレイ」を得意とするスタジオとして知られています。
『オービタルズ』でも、プレイヤーはスクラップフックやリキッドランチャー、ビームキャノンといった異なる道具を使い分けながらパズルを解いていく設計になっており、海外レビューでは「It Takes Two以来もっとも優れた協力ゲーム」と評価する声がある一方、「美しいが独創的とは言い切れない」と手堅くまとめた評もあり、評価は一様ではないようです。
実際にどう遊べるのか?
協力プレイの遊び方は3通り用意されています。
1台のSwitch 2でJoy-Con 2を使う画面分割プレイ、Switch 2の「おすそわけ通信」機能を使ったローカルでの共有プレイ、そしてSwitch 2内蔵マイクとゲームチャットを使ったオンライン協力プレイです。
さらに「GameShare」という仕組みにより、1本購入すればもう1人は追加料金なしで参加できるため、友人やパートナーを誘うハードルは低めに設計されています。
一方で、本作はSwitch 1では遊べません。
Unreal Engine 5による処理や「おすそわけ通信」といったSwitch 2の新機能が前提になっているためで、Switch 2を持っていることが参加の条件になります。
なぜ80〜90年代アニメ風なのか?
手描き風のカットシーンと、往年のアニソン歌手・鮎川麻弥さんが手がけた主題歌が、レトロアニメらしい雰囲気を支えています。
公式アカウントは「限界を超え 自分を信じて 共に進め」というメッセージとともに発売を告知しており、単なる懐かしさの演出ではなく、2人で困難を乗り越えるという物語のテーマと視覚表現を重ねる狙いがうかがえます。
Shiritomo GAME編集部の考察
協力プレイのジャンルでは、『It Takes Two』がヒットして以降、「非対称な役割分担」を軸にした作品が各社から相次いでいます。
『オービタルズ』が興味深いのは、その中心人物がHazelight出身者でありながら、開発元はスタジオ・Shapefarmという別会社である点です。
ヒットしたゲームデザインの型を、作った本人が別の環境で再現しようとする動きは、映画業界で人気監督が制作会社を移籍するのに近い構図とも言えます。
評価が「独創性に欠ける」という声を含むのも、この型自体がすでに一つの完成形として認識されているからかもしれません。
GameShareのような「1本で2人プレイ」の仕組みは、協力ゲーム特有の「誘うハードルの高さ」への対策として今後も広がっていきそうです。
まとめ
『オービタルズ』は、Hazelight出身のディレクターが手がけるSwitch 2独占の協力アドベンチャーとして9月3日に発売されました。
レトロアニメ調の世界観と、1本で2人が遊べる設計が特徴です。
この記事で取り上げた製品
オービタルズ Switch2
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