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ニコンZ5IIC発売、EVFを捨てて620gに軽量化――「ついに出た」の声も

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年10月23日 更新
ニコンZ5IIC発売、EVFを捨てて620gに軽量化――「ついに出た」の声も

ファインダーを覗かずに撮る。

スマートフォンのカメラ操作に慣れた人には、むしろ自然な話かもしれません。
ニコンが10月23日に発売した新型フルサイズミラーレス「Z5IIC」は、一眼カメラの象徴とも言える電子ビューファインダー(EVF:目に当てて覗き込む小窓のこと)を思い切って省きました。
カメラ初心者がこれからフルサイズデビューするかどうかを考えているなら、関係のある話です。

先に結論をまとめると:
– ニコンが「Z5IIC」を10月23日に発売、価格はボディ単体23万8,700円・レンズキット27万9,400円(ニコンダイレクトの販売価格)
– EVFを省いたフラットなデザインで、Z5IIより高さが20mm低く、重さは約620gと80g軽い
– ニコン初のフルサイズミラーレスとして、モードダイヤルに「シーンモード」15種を搭載し、設定を自動化した

何が起きたのか

ニコンは9月24日に海外でZ5IICを発表し、10月2日から日本国内でも予約受付を始めました。
ビックカメラの公式Xアカウントも、予約開始にあわせて新商品情報を発信しています。

ベースになっているのは、今年すでに発売済みのフルサイズミラーレス「Z5II」です。
性能面はおおむね継承しつつ、EVFを省略してフラットなトップデザインに変えたのがZ5IICという位置づけです。
発表直後には、海外の発表内容をいち早く紹介するアカウントから歓喜の声も上がりました。

そして10月23日、国内でも正式に発売となりました。

調べて分かったこと

EVFを省くと、何が変わるのか

一眼カメラからEVFという主要パーツを取り除くというのは、思いのほか大きな決断です。
EVFはファインダーの光学系とディスプレイ、センサーをまとめた部品で、サイズも重量も相応に食います。

Z5IICとZ5IIの違いを動画で解説した投稿によると、両者の差は次の通りです。

具体的には、Z5IICはZ5IIよりも高さが20mm低く、重さは80g軽い約620g(バッテリー・メモリーカード込み)。
背面モニターのドット数も、Z5IIの約210万ドットに対しZ5IICは約104万ドットと抑えられています。
ファインダーを覗いて撮るか、バッグからサッと取り出して撮るか——その選択によって、持ち歩きやすさが大きく変わる設計です。

ニコンの公式発表でも、このモデルは「カメラが初めての方でも簡単にこだわりの表現を楽しめるモデル」と位置づけられています。
EVFを覗く撮影スタイルに慣れていない初心者にとっては、省略そのものがハードルを下げる要素になり得ます。

シーンモード15種類は、何が便利なのか

Z5IICは、ニコンのフルサイズミラーレスとして初めて、モードダイヤルに「シーンモード」を搭載しました。
ポートレートやペット、料理といった身近な場面から、夜景やトワイライトのような難易度の高い撮影まで、15種類のシーンから選ぶだけで、ホワイトバランスや画づくりなど6項目以上の設定が自動的に最適化されます。

一眼カメラは設定の自由度が高い分、最初は何から触ればいいか分かりにくいという声をよく聞きます。
シーンを選ぶだけで撮れるこの仕組みは、スマートフォンのカメラアプリに近い操作感をフルサイズセンサーの画質で再現しようとした工夫と言えそうです。

基本性能はしっかり継承されている

デザインを割り切った分、画質や撮影性能そのものは手を抜いていません。
有効画素数は2,450万画素、裏面照射型CMOSセンサーと画像処理エンジン「EXPEED 7」を搭載し、高速連続撮影は約14コマ/秒に対応します。
ISO感度は100〜64000まで、動画は4K UHD(DXクロップ)60pとフルHD120pが撮影可能です。
手ブレ補正も、ボディ内で7.5段分の効果を持つVR(Vibration Reduction:ニコンの振動軽減機構の名称)を搭載しています。
見た目はシンプルになっても、中身はしっかり最新世代のフルサイズ機というわけです。

Shiritomo GADGET編集部の考察:「省く」設計は今後も増えていく

Z5IICのEVF省略は、単なる値下げの手段ではなく、フルサイズカメラの入り口を広げるための設計判断として見るべきだと思います。
一眼カメラ市場はここ数年、スマートフォンに流れた層をどう取り込むかが大きな課題になっています。
その答えの一つが「使い慣れた操作感に寄せる」ことであり、EVFを覗く撮影スタイルを前提にしない、シーンモード主体の操作はその象徴です。

注目したいのは、この判断がベースモデルのZ5IIをそのまま簡略化したのではなく、「どの部品を残し、どの部品を削るか」を選び直している点です。
センサーや処理エンジン、手ブレ補正といった画質に直結する部分は譲らず、ファインダーという体験寄りの部分を削る——この線引きは、今後ほかのメーカーが入門機を設計する際の一つの指標になっていくのではないでしょうか。
パナソニックやソニーの入門フルサイズ機でも、似た設計判断が出てくる可能性があります。

まとめ

ニコンのZ5IICは、EVFという一眼カメラの「お約束」を外すことで軽さと分かりやすさを手に入れた新型フルサイズミラーレスです。
基本性能は現行モデルからしっかり継承されており、フルサイズデビューを考えている人にとって、価格と使い勝手のバランスが取れた選択肢になりそうです。

この記事で取り上げた製品

ニコン Z5IIC

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価格・仕様の詳細は、ニコン公式のZ5IIC製品ページで確認できます。