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11年ぶりの拡張パック発表に18,288いいね。『ウィッチャー3』はなぜ今また動き出したのか

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月22日 更新
11年ぶりの拡張パック発表に18,288いいね。『ウィッチャー3』はなぜ今また動き出したのか

18,288。
7月21日深夜に公式Xアカウント「The Witcher」が投稿した1本の告知ツイートに、翌日までについた「いいね」の数です。
中身はたった一言、「8月25日のOpening Night Liveで、新作の一部をお見せします」。
それだけの告知に、これだけの反応が集まりました。

対象は2015年発売の『ウィッチャー3 ワイルドハント』。
すでにクリアした人も、名前だけ知っている人も、実はこの発表と無関係ではありません。
11年前のゲームに完全新作の拡張パックが作られる——その裏側を調べてみると、単なる懐古ではない事情が見えてきました。

先に結論をまとめると:
– CD Projekt REDが『ウィッチャー3』の完全新作拡張パック「追憶の調べ(Songs of the Past)」を発表、2027年発売予定
– 開発は『ウィッチャー3』を手がけた元スタッフが立ち上げた新スタジオ「Fool’s Theory」との共同制作
– 8月25日のgamescom Opening Night Live(日本時間26日未明)で映像が初公開される予定

Xで沸き立つ「11年ぶりの拡張」告知

『ウィッチャー3』は、狩人ゲラルトが怪物退治をしながら人間ドラマを描く2015年発売のオープンワールドRPGです。
最後の大型拡張「血と酒」からすでに10年以上が経ち、シリーズの本命は次回作『ウィッチャー4』の開発が進んでいる段階のはず——そんな中での告知に、ファンは戸惑いと歓喜が入り混じった反応を見せました。

公式アカウントは告知の中で、8月25日のgamescom Opening Night Live(ONL)で最初の映像を公開すると予告しています。

Our Path to #gamescom 2026 starts with #OpeningNightLive. On August 25, catch a glimpse of The Witcher 3: Wild Hunt – Songs of the Past during the show!(日本語訳:gamescom 2026への道はOpening Night Liveから始まる。
8月25日、ショーの中で『ウィッチャー3 ワイルドハント 追憶の調べ』の映像をお見せします)

「Witcher4じゃなくて3に追加シナリオ!?」というファンの驚きの声が示す通り、今回の主役はあくまで次回作ではなく、旧作『ウィッチャー3』そのものです。
ただ、この告知だけでは「なぜ今、旧作に手を入れるのか」までは分かりません。
そこで発表の背景を調べてみました。

調べて分かったこと

なぜ今、11年前のゲームに新拡張なのか?

鍵を握るのは開発体制です。
今回の「追憶の調べ」は、CD Projekt RED単独ではなく「Fool’s Theory」という別スタジオとの共同開発として発表されました。
このFool’s Theoryは、実は『ウィッチャー3』の開発に携わった元スタッフたちが立ち上げたスタジオです。
つまり、当時ゲラルトの物語を作り上げた人たちが、独立した後に再び同じ作品へ戻ってきた形になります。

CD Projekt RED側にとっても、次回作『ウィッチャー4』の開発と並行してファンの熱量を維持できるメリットがあります。
旧作に完全新作の追加シナリオを投入するのは、単なる懐古商法というより、開発チームの再結集というストーリー性を伴った企画と言えそうです。

どれくらいのボリュームになるのか?

具体的な収録時間や価格はまだ公表されていません。
ただ、複数の海外メディアの報道では、過去の大型拡張「血と酒」に匹敵するボリュームになる見込みだと伝えられています。
「血と酒」は本編に数十時間分のプレイ時間を追加した拡張として知られており、単なる小規模な追加コンテンツではなさそうです。

著名ゲームイベント司会者のジェフ・キーリー氏も、自身のアカウントで映像公開を予告しています。

Get your first look at THE WITCHER 3: WILD HUNT – SONGS OF THE PAST during @gamescom ONL.(日本語訳:gamescom ONLで『ウィッチャー3 ワイルドハント 追憶の調べ』の映像を初公開します)

発売時期は2027年とされていますが、詳細な情報は「2026年夏の終わり頃」に追加公開される予定とも報じられています。
gamescomでの映像は、あくまで最初の一歩という位置づけのようです。

Shiritomo GAME編集部の考察:旧作DLCが示す”長く売る”時代の戦略

今回の発表は、ゲーム業界で目立つようになった「発売から何年も経った作品に、開発陣ごと戻って手を入れる」という戦略の象徴だと考えます
新作RPGの開発には数年単位の時間がかかる一方、旧作は既に完成度の高い世界観とファンベースを持っています。
そこに古巣のスタッフが加わって新シナリオを作れば、次回作の開発期間中もファンの関心を切らさずに済みます。

過去にも大作RPGが発売数年後に大型DLCで再注目を集めた例はありますが、今回のように「元開発者が独立スタジオとして戻ってくる」形は珍しいケースです。
次回作の発売を待つ間、旧作がどう”生き続けるか”のひとつのモデルケースとして、他タイトルの動きにも注目したいところです。

まとめ

11年前の名作に、当時の開発陣が独立スタジオとして再び集結する——『ウィッチャー3』の新拡張「追憶の調べ」は、単なる懐古企画にとどまらない背景を持つ発表でした。
詳細情報は8月25日のgamescom Opening Night Liveで明らかになる見込みです。

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