YouTubeの登録チャンネルボタン、9年ぶりに下から消える──Subsタブは海外で5カ月前から目撃されていた
スマホでYouTubeアプリを開くと、画面下にずっとあったはずの「登録チャンネル」ボタンがない。
2017年からほぼ9年間、下部ナビゲーションバーの定位置に座り続けてきたこのボタンが、2026年10月22日の公式発表で姿を消すことになりました。
ふだんYouTubeを開くたびに無意識でタップしていた場所が変わるので、いつの間にか自分のアプリでも同じ画面に出会う人は多いはずです。
この記事では、何が変わり、ボタンがどこへ行ったのか、そしていつからこの変化が始まっていたのかを整理します。
先に結論をまとめると:
– 「登録チャンネル」ボタンは下部メニューから消え、ホーム画面上部の新タブ「Subs」に移動します
– 2026年10月22日にTeamYouTubeがコミュニティ投稿で発表したもので、Live・Music・Movies&TVの新タブも同じ上部バーに加わります
– 海外では公式発表より5カ月早い2026年5月ごろから、一部ユーザーがテスト版でこの画面に気づいていました
YouTubeアプリで何が変わったのか
TeamYouTubeの発表によると、変更の中身はこうです。
従来は「ホーム・Shorts・+・登録チャンネル・You」の5つが並んでいた下部ナビゲーションバーが、「ホーム・Shorts・+・You」の4つに減ります。
これまで底に固定ボタンとして置かれていた登録チャンネルは、名称が「Subs」に変わり、ホームタブの上部に新設されるスワイプ式のバーへ移動します。
このバーにはSubsのほか、Live・Music・Movies&TVといった新しいフィードも並ぶ予定です。
TeamYouTubeは今回の変更を「ホーム体験をより一体感のあるものにしていく一連の更新の第一弾」と位置づけています。
ユーザーが見たい内容を文章で指定すると専用フィードを組める「カスタムフィード」機能も、合わせて導入されるとのことです。
ただし、Subsタブを含む上部バーの再編そのものについては、どの地域からロールアウトが始まるのか、全ユーザーに展開されるまでの期間は発表の中で明示されていません(カスタムフィードに限っては、米国の英語利用者から先行提供すると案内されています)。
この段階的な出し方自体が、次の疑問につながります。
調べて分かったこと
いつから始まっていたのか?
今回の発表を調べる過程で見つかったのが、海外ユーザーによる2件の投稿です。
いずれも公式発表より半年近く前のもので、すでにテスト段階でこの変更に気づいていたことが分かります。
1件は、2026年5月25日に投稿されたものです。
「YouTubeは下部ナビゲーションから専用の『Subscriptions』タブを取り除くモバイルアプリの更新をテスト中」で、「登録済みの動画はホーム画面上部に新設されたスワイプ式タブからアクセスする形になる」という内容でした。
YouTube is testing a mobile app update that removes the dedicated ‘Subscriptions’ tab from the bottom navigation bar. In this new layout, subscribed videos are accessed via a new swipeable tab at the top of the Home screen, replacing the permanent button with alternative… pic.twitter.com/DjD7qNNYhp
— Sahil Khanna (@Intellectualins) 2026年5月25日
もう1件は、同年5月8日の投稿です。
別の投稿者が「YouTubeはAndroid・iOSの一部ユーザーを対象に、モバイルのフィード導線を再設計する実験を行っている」と報告していました。
YouTube is testing a redesigned mobile feed navigation experience for a small percentage of users on Android and iOS globally.
— ㆅ (@howfxr) 2026年5月8日
The experiment changes how users access key feeds in the app, with YouTube saying the goal is to simplify navigation and make content discovery easier. pic.twitter.com/eg82JmIMju
2人とも、それぞれ別の時期に同じ仕組みの変更を独立して見つけていました。
公式発表の約5カ月前から、海外では同じ変更の存在がすでに知られていたことになります。
つまり今回の発表は急に決まった変更ではなく、半年近く段階的なテストを重ねたうえでの公式ロールアウトだったということです。
YouTubeはこれまでも、大きなUI変更の前にごく一部のユーザーだけ新デザインを試す期間を設けることが知られています。
今回はその期間が特に長かったことになります。
元のレイアウトに戻すことはできるのか?
変更に気づいた人がまず気にするのは「元に戻せるか」でしょう。
今回の公式発表には、以前のレイアウトに戻すための設定について記載がありません。
過去のYouTubeアプリの画面変更でも、個人が選んで使い続けられる公式な切り替え設定が用意されたケースは多くありません。
今回も同様に、全ユーザーへの展開が進むと旧デザインには戻せなくなる可能性が高いとみられます。
登録チャンネル自体の機能が消えるわけではなく、場所が変わるだけです。
ホーム画面上部のSubsタブを一度スワイプして試してみるのが、今のところの現実的な対処法になりそうです。
Shiritomo編集部の考察:表示位置の変更は「数字」より先に効く
SNS運用の観点で見ると、登録チャンネルの定位置が動くことは、視聴者の「ながら視聴」の導線そのものに影響します。
ホーム画面の上部に新しい横スワイプの選択肢が増えるということは、視聴者が登録チャンネルの最新動画に辿り着くまでの操作が一段階増える可能性があるということです。
運用担当者としては、再生数やインプレッションの変化をすぐに追うより先に、まず自分のスマホで実際にこの画面がどう表示されているかを確認することをおすすめします。
過去にもInstagramやX(旧Twitter)がタブの並び順を変更した際、フォロワーの導線が一時的に乱れた例がありました。
「仕様が変わった直後の数字の落ち込みを、コンテンツの質の問題と誤認しない」ことが大切です。
しばらくは様子を見る姿勢が妥当でしょう。
まとめ
9年間下部に座り続けていた「登録チャンネル」ボタンは、2026年10月22日の発表でホーム画面上部の新タブ「Subs」に移ります。
海外では半年近く前からテストの存在が知られていたこともあり、今後は日本のユーザーの手元にも段階的に広がっていくとみられます。
