X Android版でSpaces作成ボタンが消失 「ライブ予定が全部飛んだ」と配信者が困惑
Spacesを始めようとして長押ししても、投稿画面しか出てこない——7月16日以降、Android版Xのアプリでそんな症状が相次いで報告されています。
原因は同日配信された新バージョン「12.9.0」で、これまで表示されていたはずのSpaces作成アイコンがそもそも見当たらなくなりました。
iOS版やPCのブラウザでは普段通り使えるだけに、Android端末を使う人ほど戸惑いが大きいようです。
定期的に音声配信を開いているアカウントにとっては、配信そのものが成立しない事態になります。
先に結論をまとめると:
– 7月16日配信のAndroid版X(バージョン12.9.0)でSpaces作成機能が使えなくなる不具合が発生
– プロダクト責任者のニキータ・ビア氏が「7〜10日以内に修正予定」と回答し、当面はウェブ版の利用を推奨
– iOS版・PC版は影響を受けておらず、Android限定の不具合
何が起きたのか Spaces作成アイコンがまるごと消える不具合
これまでAndroid版Xでは、投稿ボタンを長押しするとメニューの中にSpacesを作成するアイコンが表示されていました。
ところが12.9.0へのアップデート後は、同じ操作をしても通常の投稿作成画面しか出てこず、Spacesを始める入り口そのものが見つからない状態になっています。

タイムライン上ではこの症状を報告する声が相次ぎました。
定期的にSpacesを主催しているユーザーからは「予定していたライブが台無しになった」といった嘆きの投稿も見られます。
開催直前になってアイコンが見当たらないことに気づき、慌ててリスナーへの告知を取り下げたケースもあったようです。
この件についてX社でプロダクトを統括するニキータ・ビア氏が回答し、修正には7〜10日ほどかかる見込みであること、当面の代替策としてウェブ版(ブラウザ経由のX)の利用を勧めることを明らかにしました。
アプリを開発し直す間、ホスト側はブラウザからSpacesを起動する形で凌ぐ必要があるということです。
不具合の範囲がAndroidアプリに限られている点も見逃せません。
同じアカウントでもiOS版やPCのブラウザからは問題なくSpacesを作成できるとの報告が多く、症状は特定のプラットフォームに偏っているとみられます。
日常的にSpacesを回している運用担当者ほど、この差に振り回されている様子がうかがえます。
調べて分かったこと なぜAndroid版だけ機能が消えたのか
12.9.0で何が変わったのか
X 12.9.0は7月16日から18日にかけて段階的に配信されたバージョンで、ホストが共有した投稿の表示や、リアクション機能の強化などが盛り込まれたアップデートでした。
機能追加の裏側で、Spaces作成メニューを呼び出す導線が意図せず欠落してしまったとみられます。
アプリのアップデートで一部機能の表示ロジックが崩れること自体は珍しくありませんが、今回は「配信を始める」という根幹の動線が影響を受けた点が特徴です。
ダウンディテクタの数字は何を示しているのか
障害情報サイトのダウンディテクタでは、Xに関する報告のうちアプリの不具合を訴える声が77%を占めている状況が確認できます。
フィードの表示不良やウェブサイト側の問題よりも、モバイルアプリでの不具合報告が突出して多いという傾向は、今回のSpaces作成不可の件とも重なります。
Android版Xでは過去にもSpaces再生中のクラッシュやメモリ消費の増大が断続的に報告されてきた経緯があり、音声配信まわりの機能はアプリの負荷が特に集中しやすい部分だといえそうです。

ウェブ版はどこまで代替になるのか
ビア氏が案内した通り、ブラウザ経由でXにアクセスすればSpacesの作成自体は行えます。
ただしスマートフォンのブラウザからの操作は、アプリに比べて通知連携や画面遷移がやや不便になりがちです。
ホスト側は事前にブラウザ版の操作手順を確認しておかないと、本番直前にもたつく恐れがあります。
7〜10日という猶予の間、Android端末をメインに使うホストは、開催直前の動作確認を必ず行ったうえで配信に臨む必要がありそうです。
Shiritomo編集部の考察
Spacesを軸にコミュニティを運用しているアカウントにとって、機能そのものが突然使えなくなるリスクは常に想定しておくべきだと今回の一件は教えてくれます。
定期配信を売りにしているインフルエンサーやブランドアカウントほど、単一のプラットフォーム・単一の端末に依存した運用計画は脆さを抱えます。
配信直前の動作確認をルーティン化する、ブラウザ版の操作手順を事前にリスナーへ共有しておく、といった備えが実務上の防衛線になるでしょう。
加えて、不具合発生時に「なぜ配信できないのか」を早めに告知できるかどうかも、フォロワーとの信頼関係を保つうえで小さくない差になります。
技術トラブルは避けられなくても、対応の速さと透明性はアカウント側の裁量でコントロールできる部分です。
まとめ
Android版Xの新バージョン12.9.0で、Spaces作成機能が使えなくなる不具合が発生しました。
原因ははっきりしていませんが、プロダクト責任者は7〜10日での修正を見込んでおり、当面はウェブ版での運用を呼びかけています。
iOSやPCでは問題が起きていないため、Android端末をメインに使うホストは注意が必要です。
定期的にSpacesを開催しているアカウントにとって、こうした不具合は配信計画そのものを揺るがしかねません。
代替手段をあらかじめ用意しておくこと、そして不具合発生時に迅速にリスナーへ状況を伝えることが、信頼を保ちながら乗り切るための鍵になりそうです。
さらに深掘りしたい方へ
不具合の詳しい状況やAndroidアプリのトラブルシューティングは、X公式のヘルプセンター(Android版アプリの不具合について)でも確認できます。
Spacesの基本的な使い方については、X公式のSpacesガイドも参考になります。

