「冷凍の大きな大きな焼きおにぎり」も対象に――おにぎりアクション2026、投稿9万枚に迫る
ハロウィン仕様のデコ弁当も、コンビニの冷凍焼きおにぎりも、ハート形に握った焼きおにぎりも――写真を1枚投稿するだけで、見知らぬ誰かの給食になる。
2026年10月8日に始まった「おにぎりアクション2026」で、投稿枚数が9万枚に迫っていることが分かった。
支援の対象には、昨年から続く日本国内のこども食堂支援も含まれており、SNS上では「#OnigiriAction」を添えた日常の食卓の写真が今日も積み上がっている。
先に結論をまとめると:
– NPO法人TABLE FOR TWO Internationalが主催する「おにぎりアクション2026」(10月8日〜11月17日)で、投稿数が約8.9万枚に到達
– 1枚の投稿につき給食5食分相当の寄付が発生する仕組みで、アフリカ・アジアへの支援に加え、昨年から続く日本国内のこども食堂支援にも寄付が充てられる
– 過去11年間(2015〜2025年)の累計では約243万枚の投稿・約1,280万食分の給食を支援してきた実績がある
何が起きたのか
「おにぎりアクション」は、おにぎりやお弁当など「おにぎりにまつわる写真」を「#OnigiriAction」を付けてX・Instagramまたは特設サイトに投稿すると、協賛企業がTABLE FOR TWO Internationalを通じて1枚につき給食5食分相当の寄付を行う仕組みのキャンペーンだ。
2026年の開催期間は10月8日から11月17日までで、世界食料デーにあたる10月16日までに5万枚の投稿を目指すという目標も掲げられていた。
このキャンペーンは実際、日常のお弁当作りの延長で参加できる気軽さが特徴だ。
たとえば、ハロウィン仕様に顔を描いたごはんとおかずを詰めたお弁当を投稿したこちらの例では、本人いわく「ゴチャゴチャして照り焼きチキン隠れてる」というコメントとともに、1,000件を超えるいいねが集まっている。
おはようございますꕤ︎︎·͜·
— みぃ🐾 (@2022k216m627) 2026年10月22日
金曜日キタ ━━ヽ(๑ᵒ̴̷͈ᗨᵒ̴̷͈๑)ノ━━ッ !!
土日雨だけど🥹笑
お弁当は照り焼きチキンです🍱💗
ゴチャゴチャして
照り焼きチキン隠れてる🤣
今週もありがとうございました(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
素敵な週末を💗#お弁当記録 #OnigiriAction#ハロウィン弁当 pic.twitter.com/4NSZO8AHxt
冷凍の焼きおにぎりをそのまま使った投稿もある。
手間をかけた特別な一品でなくても対象になる、参加ハードルの低さがうかがえる。
重宝してます冷凍の大きな大きな焼きおにぎり🍙#OnigiriAction pic.twitter.com/Yy8UHk5i0M
— 中田譲治 (@joujinakata123) 2026年10月21日
調べて分かったこと
昨年から続く「国内のこども食堂」支援
おにぎりアクションは2015年の開始から2024年まで、寄付先をアフリカ・アジアの子どもたちへの学校給食に充ててきた。
2025年から、これに加えて日本国内のこども食堂への食支援も始まり、2026年も継続されている。
海外の子どもだけでなく、国内の子どもの食環境にも目を向ける仕組みへと一歩広がった形だ。
「9万枚」という数字をどう見るか
取材時点で確認できた投稿数は約88,632枚だった。
開催1週間で3万枚を超えていたペースを踏まえると、10月末時点で9万枚に迫る水準は、11月17日の終了までにさらに積み上がる見込みが高い。
なお、確認できた時点の実数は9万枚にわずかに届いていない。
過去の実績と比べても、このペースは小さくない。
TABLE FOR TWO Internationalによれば、2015年から2025年までの11年間の累計投稿数は約243万枚、支援した給食は約1,280万食にのぼる。
単純計算で1年あたり平均22万枚程度となる中、開催1カ月足らずで9万枚に迫っているペースは、過去と比べても遅くない立ち上がりと言える。
なぜ「おにぎり」が題材に選ばれ続けるのか
このキャンペーンが長く続いている理由のひとつは、参加のために特別な準備が要らない点にあるだろう。
コンビニで買った焼きおにぎりの写真でも、冷凍食品をそのまま温めた写真でも参加条件を満たす。
「いいものを見せる」投稿ではなく「今日食べたものを見せる」投稿で成立する設計が、無理なく続けられる参加者を支えているとみられる。
Shiritomo編集部の考察
寄付付きキャンペーンの多くは、企画開始時の盛り上がりをピークに失速しがちだ。
しかし、おにぎりアクションが10年以上続き、今年も開催1カ月足らずで過去の年間平均に迫る勢いの投稿を集めている背景には、「ハードルの低さ」と「継続による信頼」の両輪があるとみられる。
参加条件がハッシュタグひとつで完結するため、凝った投稿を作る必要がなく、日々の食事の延長線上で自然に参加できる。
さらに、過去11年間で約1,280万食という具体的な実績が積み上がっていることも、新規参加者が「本当に支援につながるのか」という不安なく踏み出せる材料になっているだろう。
昨年から続く国内のこども食堂支援は、海外支援だけでは距離を感じていた参加者にとって、自分ごと化しやすい要素になるかもしれない。
まとめ
「おにぎりアクション2026」は、写真1枚の投稿が給食5食分の寄付につながる仕組みで10月8日から11月17日まで実施されている。
取材時点の投稿数は約8.9万枚で、9万枚に迫る勢いだ。
日本国内のこども食堂支援も昨年から続き、今年も対象に含まれている。
過去11年間の累計は約243万枚・約1,280万食にのぼり、コンビニの焼きおにぎりの写真1枚でも参加できる気軽さが、長く続く理由のひとつになっている。
