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Xの収益分配、9月7日で幕引き——新プログラムが見るのは「オリジナリティ」だけ

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月9日 更新
Xの収益分配、9月7日で幕引き——新プログラムが見るのは「オリジナリティ」だけ

8月14日、28日、9月11日ごろ。
この3回が、Xの「収益分配プログラム(Creator Revenue Sharing)」が既存参加者に支払う最後の支払い日になる見通しです。
長らくクリエイターの収入源だった旧プログラムが姿を消し、代わりに「Original Content Rewards Program(オリジナルコンテンツ報酬プログラム)」という新制度が始まります。
SNSでの収益化を意識している方にとっては、今の稼ぎ方がそのまま通用しなくなるかもしれない変化です。

先に結論をまとめると:
– 旧プログラムは8月7日で新規受付を停止、9月7日分までの支払いをもって完全終了する見通しです
– 新プログラムは「独自の視点・創造性」を評価し、転載やエンゲージメント誘発(いいね・リプライなどを促す投稿の仕掛け)は対象外になる方向のようです
– 参加にはX Premium加入に加え、認証済みフォロワー500人以上・過去90日で認証済みユーザーからのインプレッション50万回以上という条件が示されており、既存参加者も自動移行ではなく再申請が必要になるとみられます

Xで拡散した「収益化終了」の投稿、リプライ稼ぎへの反応も

今回の話題の発端は、Xの収益分配プログラム終了を伝える投稿でした。
旧「Creator Revenue Sharing」は8月7日から新規の受付が止まり、9月7日の終了をもって最終的な支払いが3回行われるという内容です。
代わって始まる新「Original Content Rewards Program」は、転載や引用ではなく独自のアイデアや創造性を重視する設計だと紹介されています。

この件を伝えたのが、次の投稿です。

いいね2500件超、インプレッション64万を超えて拡散しており、単なる仕様変更のお知らせにしては反応の大きさが目立ちます。
投稿には新プログラムのロゴ画像が添付されていましたが、内容はX(旧Twitter)のブランドロゴそのものを写したもので、条件や仕組みを示す図表などは写っていませんでした。
数字や条件の中身は、投稿本文のテキストと外部情報で確認する必要があります。
ただ、この投稿だけでは「本当にそう変わるのか」「なぜ今このタイミングなのか」までは分かりません。
そこで公式情報や複数の報道を当たってみました。

調べて分かったこと

なぜXは収益分配をやめるのか?

X Premium(認証バッジや各種機能が使えるXの有料プラン)関連のヘルプページや複数の海外メディアの報道によると、旧プログラムはインプレッション(投稿が表示された延べ回数)の量そのものを収益化の基準にしていたため、内容の薄い連投や無関係なリプライを大量に送りつける、いわゆる「インプレゾンビ」を助長しているという批判が根強くありました。
新プログラムでは、独自の取材や専門知識、創造性のある論評を評価軸に据えることで、こうした「稼ぐためだけの投稿」を締め出す狙いがあるようです。

新プログラムに参加するにはどんな条件が必要か?

複数の海外メディア報道と国内メディアの報道を照らし合わせると、参加条件はおおむね次のように伝えられています。

  • 18歳以上で、対象国に居住していること(日本も対象に含まれると報じられています)
  • 過去に規約違反の履歴がなく、アカウントが良好な状態にあること
  • X Premium・Premium+・Premium Businessのいずれかに加入していること
  • 認証済みフォロワーが500人以上いること
  • 過去90日間に、認証済みユーザーからのインプレッションが50万回以上あること
  • 定期的にオリジナルコンテンツを投稿していること

これはツイート本文にあった「認証フォロワー500人以上」「過去90日で50万インプレッション以上」という条件とおおむね一致する内容です。
ただし、これらの数値は複数の報道機関の記事を通じて確認したものであり、X公式ヘルプページの原文そのものには今回アクセスできなかったため、今後細部が調整される可能性は残ります。
また、既存参加者であっても自動的に新プログラムへ移行するわけではなく、9月8日以降に順次申請が始まり、改めて審査を通過する必要があると伝えられています。

何が「対象外」になるのか?

対象外とされるコンテンツの範囲についても、複数の報道で共通する説明が見つかりました。
無断転載や再アップロード、トリミングや速度変更などの軽微な編集のみの投稿、自動生成コンテンツ、誤情報を含む投稿などは報酬の対象にならないようです。
加えて、「いいね・リプライ・ブックマーク・フォロー・リポストをして」と繰り返し呼びかけるような、いわゆるエンゲージメント誘発の投稿も対象外になるとされています。
他人の投稿をただ引用しただけの内容は評価が低く、そこに独自の分析や取材、専門的な視点を加えた場合は「オリジナル」として認められる可能性がある、という線引きが報じられています。

Shiritomo編集部の考察:明日からやることは2つ

今回の変更で注目したいのは、Xが「量」から「質」への評価軸の転換を明確に打ち出した点です。
これまでの収益分配は、極端に言えば表示回数さえ稼げれば収益になる仕組みでした。
それが「認証済みユーザーからのインプレッション」という条件付きの指標に変わることで、ボットやインプレゾンビによる水増しが評価に乗りにくくなる設計だと考えられます。
SNSアカウントの運用を任されている方は、まず自分たちの投稿がどの程度「独自性」を打ち出せているかを棚卸しすることをおすすめします。
他媒体のニュースをそのまま引用・要約するだけの投稿は評価されにくくなる可能性が高いので、一次取材や独自データ、現場ならではの視点を加える工夫が今まで以上に重要になりそうです。
もう一つは、フォロワーの「質」への意識です。
認証済みフォロワー数が条件に入っている以上、フォロワーの絶対数だけでなく、どれだけX Premium加入者に届いているアカウントかという観点でのフォロワー育成が、今後の収益化戦略に効いてくるのではないでしょうか。

まとめ

Xの収益分配プログラムは9月7日で終了し、独自性を評価軸にした新制度へと切り替わります。
条件のハードルは決して低くありませんが、量よりも中身が問われる方向への転換は、SNS運用の質そのものを見直す機会になりそうです。

さらに深掘りしたい方へ

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より詳しい一次情報は、Xの公式ヘルプページ「Original Content Rewards Program」で確認できます。
国内メディアの解説記事としては、ITmedia NEWSの記事や、すまほん!!の解説記事も参考になります。