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「ジェーイ!ジェーイ!」——21年前のPS2作、なぜ今も”異色作”と呼ばれ続けるのか

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年8月27日 更新
「ジェーイ!ジェーイ!」——21年前のPS2作、なぜ今も”異色作”と呼ばれ続けるのか
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「ジェーイ!ジェーイ!」。
2005年8月25日に発売された『テイルズ オブ レジェンディア』の21周年を祝う投稿に、こんな一言が添えられていました。
ファミ通公式や制作元の公式アカウントまでもが振り返りの投稿をした8月25日、Xにはファンアートやプレイの思い出が次々と流れてきました。
20年以上前のPS2ソフトが、なぜ今も新しいイラストや投稿を生み続けているのか。
実際の投稿を追いながら調べてみました。
ゲームの寿命について考えるとき、この作品の「愛され方」は一つのヒントになりそうです。

先に結論をまとめると:
– 発売21周年にあたる8月25日、ファミ通・公式アカウント・ファンが揃って振り返り投稿をし、いいね2000件超えが2件出るほど反応が集まった
– キャラクターデザインに中澤一登氏を起用するなど、シリーズの中でも作風が大きく異なる「異色作」として位置づけられている
– リマスター版は存在せず、現行機では遊べない状態が続いていることが、逆にファンの思い入れを深めている面がある

「絆が伝説を紡ぎだすRPG」に集まった21年分の声

ファミ通公式アカウントは8月25日、「【今日は何の日?】2005年8月25日『テイルズ オブ レジェンディア』が発売。
今年で21周年」と投稿し、当時のパッケージ画像を添えました。
この投稿には2500件を超えるいいねが付いています。

同日、制作元の公式アカウント(@tales_ch)も「絆が伝説を紡ぎだすRPG『テイルズ オブ レジェンディア』🎉21周年🎉 皆さまと作品の思い出を教えてください」と投稿し、ファンに思い出の共有を呼びかけました。
ファンアーティストのkatura69さんも同日、「テイルズ オブ レジェンディア21周年おめでとう ジェーイ!ジェーイ!」と、キャラクターの決め台詞を添えたイラストを投稿しています。
なぜここまで熱心なファンが今も残っているのか、作品の中身を確認してみました。

調べて分かったこと

なぜ”異色作”と呼ばれているのか?

『テイルズオブレジェンディア』は「テイルズ オブ」シリーズのメインタイトル第7作目にあたります。
シリーズの多くはいのまたむつみさんや藤島康介さんがキャラクターデザインを手がけてきましたが、本作は中澤一登氏を起用し、従来とは大きく異なる絵柄を採用しました。
主人公セネルと、水の民のヒロイン・シャーリィを中心に、水の民と陸の民の共存というテーマを描いています。
ジャンル名は「絆が伝説を紡ぎだすRPG」でした。

この作風の違いが、当時は賛否を呼んだものの、21年経った今ではむしろ「他にない持ち味」として語られる要因になっているようです。
ファンアートでは、今回はジェイなど主人公以外のキャラクターを描いた投稿も見られました。

なぜ今もリマスターされずに”思い出”のままなのか?

バンダイナムコは現在「テイルズ オブ シリーズ リマスタープロジェクト」を進めており、『テイルズ オブ シンフォニア』『テイルズ オブ ヴェスペリア』はすでにリマスター済み、『テイルズ オブ グレイセス エフ』『テイルズ オブ ベルセリア』『テイルズ オブ エクシリア』に続き、『テイルズ オブ エターニア リマスター』も2026年10月15日に発売が決まっています。
しかし公式サイトのリマスター対象一覧に、『テイルズ オブ レジェンディア』は含まれていません
当時のPS2実機かソフトを持っている人だけが遊べる状態が続いています。

コスプレイヤーのkunta_さんは「2005年8月25日発売 PlayStation2『テイルズ オブ レジェンディア』ナムコ」と、当時のプレイ映像とみられる動画を添えて投稿していました(動画のため中身の断定は避けます)。
発売当時の社名が「ナムコ」だった点からも、シリーズの歴史の長さがうかがえます。

遊び直す手段が限られているからこそ、「もう一度遊びたい」という声が挙がりやすく、これが周年のたびに投稿が盛り上がる理由の一つになっていそうです。

Shiritomo GAME編集部の考察:「遊べない」ことが逆に熱量を保っている

今回の反応を見ていて興味深いのは、リマスターも配信もされていない作品のほうが、周年投稿の熱量が高く見えることです。
いつでも遊べるタイトルは日常的に話題になる一方、遊ぶ手段が限られた作品は「思い出を語る」投稿に集中しやすく、周年という節目に一斉に噴き出す傾向があります。

『テイルズ オブ レジェンディア』のように賛否の分かれた異色作ほど、後年になって「あの頃はわからなかったけど良かった」という再評価の声が集まりやすいのも特徴です。
ゲーム業界にとって、旧作をどう扱うかという判断は新作の企画と同じくらい、ファンの熱量を左右する要素だと言えそうです。

まとめ

21年前に賛否を呼んだ異色作が、遊べない状態が続いているからこそ、ファンの間で語り継がれています。
次にリマスターの話が出たとき、この盛り上がりが再び動き出すかもしれません。

さらに深掘りしたい方へ

『テイルズ オブ レジェンディア』の制作背景やキャラクターデザインの経緯については、以下の記事でも詳しく紹介されています。