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「北里基良に解剖される!?」P5X公式が仕掛ける、人気投票×ASMRの拡散設計

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月27日 更新
「北里基良に解剖される!?」P5X公式が仕掛ける、人気投票×ASMRの拡散設計

「\基良からのSPメッセージ🎉/」。
そんな見出しとともに投稿された動画に、いいねが1486件、投稿が表示された延べ回数を示す「インプレッション」は67,007回を記録しました。
投稿主はスマートフォン向けRPG『ペルソナ5: The Phantom X』(以下P5X)の公式アカウントです。

内容は、キャラクター人気投票で1位(グランプリ)に輝いたキャラクターからの御礼メッセージ動画。
しかもそれを、ささやき声や環境音で聴覚的な心地よさを演出する「ASMR」形式で公開するという凝った仕掛けでした。
SNS運用担当者やゲームファンにとっては、公式アカウントがX(旧Twitter)とTikTokをまたいでファンの熱量をどう可視化しているかが見えてくる事例です。

先に結論をまとめると:
– 人気投票の結果発表を「ASMR企画」という別コンテンツの告知に接続し、1つの投稿で二重の話題を作っている
– 投稿本文はあえて内容を明かしすぎず、「解剖ASMR」という言葉のインパクトだけで反応を誘発している
– ファンの引用ツイートには驚きと困惑が入り混じり、これ自体が二次拡散のコンテンツになっている

何が起きたのか

P5X公式アカウント(@P5X_Official_JP)は2026年7月27日、キャラクター人気投票で「グランプリ」に輝いた北里基良(CV:岡本信彦)からの御礼メッセージ動画を公開しました。
投稿文にはこうあります。

「キャラクター人気投票で『グランプリ』に輝いた北里 基良(CV. #岡本信彦)より皆さまからの応援への御礼メッセージが到着」「ASMR企画の制作決定を記念し、バイノーラル音声(左右の耳に微妙に異なる音を届け、立体的に音が聞こえるよう録音した音声)でお届け」。
そのうえで「『北里基良に解剖される!?』ASMRは後日SNSで公開予定!」と締めくくられています。

この投稿は、いいね1486件・リポスト494件・引用109件・ブックマーク347件という反応を集めました。
人気投票の結果を淡々と発表するのではなく、「次はこんな企画をやります」という予告に変換している点が特徴です。
ただ、投稿の数字だけを見ていても、なぜここまでファンが反応したのかは分かりません。
そこで、キャラクターの背景やP5Xというゲームの運用方針を確認してみました。

調べて分かったこと(調査・深掘り)

「北里基良」とはどんなキャラクターなのか

北里基良は、2025年6月26日にセガからリリースされたスマートフォン向けRPG『P5X』に、2025年10月のアップデートで実装された比較的新しいキャラクターです。
都内の病院に勤務する25歳の研修医という設定で、様々な症例を学ぶことに熱中する一方、悪ふざけも辞さない癖の強い人物として描かれています。
声を担当するのは岡本信彦さんです。
人気投票は2026年6月30日まで実施され、対象はゲーム内のオリジナルキャラクターに限定されていました。
実装からわずか半年ほどのキャラクターが1位を獲得した点は、P5X運営にとっても想定を超えた結果だった可能性があります。

なぜ「ASMR」という形式を選んだのか

人気投票の景品として1位に与えられたのが「北里基良に解剖される!?」と題したASMRコンテンツの制作でした。
医療設定のキャラクターに「解剖」というモチーフを掛け合わせ、ささやき声主体のASMRで届けるという企画は、単なる人気投票の結果発表よりもはるかに二次拡散を意識した設計です。
実際、ファンの引用ツイートには早くも困惑と期待が入り混じった反応が見られました。

「待て待て待て良すぎる」「改めてこの声でASMR」「解剖ASMRってなんですか」という反応からは、企画の内容そのものよりも「言葉の組み合わせの意外性」が話題を作っていることが読み取れます。
ゲームアプリの公式アカウントが人気投票の結果を単なる数字報告に終わらせず、次の企画への期待値に変換している点は、TikTokなど動画プラットフォームでの二次利用を見据えた運用とも整合します。
実際、上位3キャラクターには北里基良と主人公ヒロインを主役にしたショートムービーの制作も決定しており、動画コンテンツを軸にした展開が続く見込みです。

ファンの反応はどこまで広がっているのか

引用ツイートの中には、動画のオチに笑いを誘われたという声もありました。

「吐息で終わるの何」という短い感想ですが、動画そのものの演出(ボイスの締め方)にまで言及するファンの反応は、単なる告知投稿では生まれにくいものです。
声優の演技や音声の質感に注目が集まるのは、ASMRという形式を選んだことの狙い通りの反応といえるでしょう。

Shiritomo編集部の考察:告知を「体験」に変える設計

一般的な人気投票の結果発表は「1位は〇〇でした」という事実報告で終わりがちです。
しかしP5X公式は、結果発表そのものを「次のコンテンツの予告動画」として再構成し、しかもその予告を音声コンテンツという体験性の高い形式で届けています。
告知と報酬を切り離さず、1つの投稿で「発表」と「宣伝」を同時に成立させている点は、企業アカウントの運用担当者にとって参考になる設計です。

さらに注目したいのは、投稿文が企画の詳細をあえて明かしていない点です。
「後日SNSで公開予定」という予告にとどめることで、ファンの間で「解剖ASMRとは何なのか」という会話が自然発生し、引用ツイートという形の二次拡散を誘発しています。
情報を全て出し切らず、次の投稿への期待を残す設計は、動画の再生数やシェア数を積み上げたいTikTok運用とも相性の良い手法ではないでしょうか。

まとめ

P5X公式は、キャラクター人気投票の結果発表を「ASMR企画」という次のコンテンツ予告に接続し、1つの投稿で報告と宣伝を同時に成立させました。
詳細を出し切らない告知の仕方が、ファンの引用ツイートによる二次拡散を後押ししているようです。
今後公開予定の「解剖ASMR」本編がどれほどの反応を呼ぶか、続報にも注目したいところです。

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