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「同じ内容を拡散しただけで凍結」——Xのサブ垢、最大10個ルールの落とし穴

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年7月22日 更新
「同じ内容を拡散しただけで凍結」——Xのサブ垢、最大10個ルールの落とし穴

「Xって複数アカウント持っていいの?」「はい、最大10個までOK」。
この2行から始まる投稿に、1,700件を超える引用と5,000件超のいいねが集まりました。
同人作家やbot運営者を中心に「知らなかった」という声が相次いだのは、”何個まで持てるか”ではなく”何をすると凍結されるか”の部分が、思った以上に知られていなかったからです。
複数アカウントを日常・趣味・仕事で使い分けているSNS運用者にとって、これは見過ごせないポイントです。

先に結論をまとめると:
– Xは1つの電話番号につき最大10アカウントまで登録可能。
数自体は公式に許容されている
– ただし「同じ投稿への反応」「自分の別アカウントで自分の投稿を拡散」「同一・類似コンテンツの投稿」はスパムと判定され、凍結の対象になる
– 異なる目的・カテゴリのサブ垢や、言語を分けた運用であれば問題ない。
線引きは”数”ではなく”使い方”にある

Xで反響を呼んだ「知らなかった」の声

きっかけは、@FFBuncho氏が投稿した複数アカウント運用のまとめです。
持てる上限の数字だけでなく、何をすると規約違反になるのかを箇条書きで整理した内容でした。

このポストは1日で140万インプレッションを超え、漫画家や同人作家、bot運営者から「RP(拡散)中止する」「10個超えてる人は調整を検討中」といった反応が続きました。
複数アカウントを持つこと自体は珍しくありませんが、「同じ投稿に別アカウントで反応する」「自分の別アカウントを使って自分の投稿を拡散する」といった、日常的にやってしまいがちな行為が違反に該当すると知らなかった人が多かったのです。
ただ、この投稿だけでは「具体的にどこまでがセーフでどこからがアウトなのか」の境界線が見えづらいのも事実でした。
そこで、Xの公式ポリシーと過去の凍結事例を確かめてみました。

調べて分かったこと

本当に「10個」という上限は公式ルールなのか?

X(旧Twitter)のヘルプページでは、複数アカウントの保有自体を禁止していません。
ただし、システムが1つの端末や電話番号に紐づくアカウントを10個以上検知した場合、超過分は永続的に凍結されるという運用がされています。
つまり「10個」は推奨数ではなく、システムが介入し始める閾値なのです。
ここを超えて運用している場合、いずれかのアカウントを整理しないとすべてが巻き込まれるリスクがあります。

なぜ「同じ内容の投稿」が危険視されるのか?

Xの規約では、複数アカウントを使って同じ投稿に繰り返し反応したり、同一・類似コンテンツを投稿したりする行為を「プラットフォーム操作(platform manipulation)」とみなしています。
これはエンゲージメント数値を人為的に水増しする行為とみなされるためで、たとえ悪意がなくても「メインで投稿した内容をサブ垢でも同じようにポストする」だけで該当してしまうことがあります。
実際、Xでは大量フォローや過度なリツイートといったボットのような挙動が検知されると、関連アカウントごと凍結される「凍結連鎖」が起きることも報告されています。
サブ垢を分けていても、運用の中身が同じであれば「別アカウント」とはみなされない、という点が今回の投稿がバズった核心部分です。

では、どう使い分ければ安全なのか?

ポイントは「目的・カテゴリを明確に分ける」ことです。
日常用・趣味用・仕事用のように異なる投稿内容で運用しているサブ垢や、言語を分けて発信しているアカウントは基本的に問題視されません。
逆に、同じ告知や同じ画像を複数アカウントから時間差で投稿するような運用は、たとえ本人にスパムの意図がなくても検知対象になり得ます。
SNS運用の実務では、サブ垢を「バックアップ用の同じ発信源」ではなく「異なる役割を持つ独立したチャンネル」として設計することが、凍結リスクを避ける最も確実な方法だといえるでしょう。

上記のように、凍結連鎖を防ぐための「同一・類似コンテンツ運用」の注意点をまとめる投稿も過去に広がっており、今回の話題は一過性の注意喚起ではなく、Xユーザーの間で継続的に共有されているテーマであることがうかがえます。

Shiritomo編集部の考察:ブランド公式アカウントほど「サブ垢の設計図」を持つべき

企業のSNS運用担当者にとって、この話は個人のサブ垢問題以上に重要です。
キャンペーンごとに別アカウントを立てたり、地域別・商品別に複数アカウントを運用したりするケースは珍しくありませんが、告知内容が重複していると「複数アカウントによる同一コンテンツ投稿」と判定されるリスクがあります。
過去には、Instagramでも複数アカウントの相互リンク投稿がスパム扱いされ、リーチが落ちた事例が報告されているようです。
運用を始める前に「このアカウント群はどう役割分担するのか」を一枚の設計図にしておくことが、遠回りに見えて最も確実なリスク管理になります。

まとめ

Xのサブ垢は数そのものより「使い方」が凍結を左右します。
異なる目的で使い分ける分には問題ありませんが、同じ内容を複数アカウントで繰り返す運用は要注意です。

さらに深掘りしたい方へ

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