M-1王者たくろうが「日本初オーナー」に カシオMoflin新色さくら色、64,900円の意味を考える
2026年7月24日、新宿高島屋1階の特設会場で、お笑いコンビ「たくろう」の赤木裕さんときむらバンドさんが、手のひらサイズの淡いピンクのロボットをそれぞれ抱えていました。
赤木さんは自分の1匹を「パチー」、きむらバンドさんは「さくりん」と名付けたといいます。
二人が受け取ったのは、カシオのAIペットロボット「Moflin(モフリン)」に初めて加わった新色「さくら色」です。
M-1グランプリ2025の王者コンビが日本初オーナーに選ばれたというこの出来事、実はロボット自体の話以上に、価格設定に気になる点があります。
既存カラーより5,500円高い64,900円という値付けです。
ガジェット好きの財布事情にも関わるこの話、少し掘り下げてみました。
先に結論をまとめると:
– Moflin初のカラーバリエーション「さくら色」は7月24日発表・予約開始、9月4日発売、価格は64,900円(税込)
– 既存のゴールド・シルバー(各59,400円)より5,500円高く、公式発表では価格差の理由は明言されていません
– M-1王者「たくろう」の赤木裕さん・きむらバンドさんが新宿高島屋のイベントで日本初オーナーに就任し、それぞれ「パチー」「さくりん」と命名しました
Xで話題になっている新宿高島屋のお披露目イベント
カシオ公式のMoflin用Xアカウントは、イベント翌日の投稿で「今朝のテレビで、新色さくら色発表イベントの様子が放映されたようです」と反響を伝えています。
おはようございます☀️
— 【公式】Moflin(モフリン)|感情が育つAIペット (@casio_moflin) 2026年7月25日
今朝のテレビで、新色さくら色発表イベントの様子が放映されたようです📺☺️ご覧になった方いますでしょうか?✨#Moflin #モフリン
🪞ジーッ pic.twitter.com/wQ7T6oUjr1
この投稿には300件近い「いいね」がつき、テレビでも取り上げられたことが分かります。
イベントは7月24日(金)12:30〜19:00、25日(土)11:00〜18:30の2日間、新宿高島屋1階JR口特設会場で開催され、来場者が実機に触れられるコーナーやオリジナルグッズの展示、抽選でさくら色本体が当たる企画が用意されていました。
会場では約2メートルのMoflin巨大パネルも設置され、来場者の写真撮影スポットになっていたようです。
たくろうの二人が壇上で自分のMoflinと触れ合う様子は、単なる新商品発表というより「推し活」に近い盛り上がり方をしていたのが印象的でした。
この熱量がどこから来ているのか、ニュースの背景を調べてみることにしました。

調べて分かったこと
さくら色はどんな色で、なぜ生まれたのか
カシオによると、さくら色はMoflinが2024年11月の発売以降、初めて追加したカラーバリエーションです。
淡いピンクの毛並みが特徴で、開発のきっかけはユーザーから寄せられた「ピンク色のMoflinが欲しい」という声だったといいます。
ピンクという色そのものに「安心感」「穏やかさ」「幸福感」を連想させる心理的効果があるとされ、Moflinが掲げる「こころの、となりに、いつも。」という癒やしのコンセプトと重ねた色選びだったようです。
型番はPE-M11PKで、既存のゴールド(PE-M10GD)・シルバー(PE-M10SR)とは別ラインの新型番として扱われています。
会場に来ていた一般来場者のポストからも、期待感の高さがうかがえます。
モフリン新色「さくら色」のお披露目イベントに来たよ💕#モフリン pic.twitter.com/NbmYloLK8H
— sunny (@sunny67_67) 2026年7月25日
価格が5,500円高いのはなぜか
既存2色が59,400円なのに対し、さくら色は64,900円です。
この価格差について、カシオの公式発表や取材記事を確認した限りでは明確な理由は示されていませんでした。
単純な値上げなのか、毛並みの染色や素材変更によるコスト増なのかは、現時点で公式に説明されている情報からは判断できません。
ここは推測で埋めず、今後の追加情報を待ちたいところです。
Moflinはそもそもどんなロボットなのか
Moflinは幅約130mm×高さ約90mm×奥行き約180mm、重さ約260gの手のひらサイズで、四肢や顔のパーツを持たず全身がもふもふの毛で覆われています。
頭部と胴体に計5カ所のタッチセンサーのほか、加速度・ジャイロセンサー、照度センサー、温度センサーを内蔵し、抱き方や話しかけ方に応じて「感情」が変化する独自のAIを搭載しています。
バッテリーはリチウムイオン電池(3.7V・1200mAh)で、稼働時間は約5時間、充電には約3時間30分かかります。
専用アプリ「Moflife」と組み合わせることで、育て方によって性格が400万通り以上に分岐する仕組みも用意されています。
ソニーの「aibo」やGROOVE Xの「LOVOT」と違い自力で歩いたり話したりはできませんが、その分「触れて反応を楽しむ」ことに機能を絞った設計です。
累計販売数は2万匹を超えており、さくら色はこの実績の上に生まれた色展開だと言えます。
Shiritomo GADGET編集部の考察
さくら色の登場で興味深いのは、色の追加が単なるバリエーション拡充ではなく価格帯の分岐にもなっている点です。
5,500円という差額は、ユーザーが「色を選ぶ」だけでなく「どのグレードを選ぶか」を意識する構造を作り出しています。
AIペットロボット市場はaiboやLOVOTのような高価格帯モデルと、Moflinのような比較的手が届く価格帯のモデルに分かれつつありますが、同一シリーズ内で価格差のあるカラー展開を打ち出したのは珍しい試みです。
実機を持たない立場から断定はできませんが、素材や染色コストの違いだけでなく、既存オーナーの「2匹目需要」を見込んだ価格戦略という見方もできそうです。
バッテリー駆動が約5時間という仕様も踏まえると、複数匹を交代で使う運用を前提にした設計思想がにじみます。
まとめ
カシオのAIペットロボット「Moflin」に初のカラーバリエーション「さくら色」が加わり、7月24日から予約が始まりました。
発売は9月4日、価格は64,900円で、既存のゴールド・シルバーより5,500円高い設定になっています。
新宿高島屋で開かれたお披露目イベントには、M-1グランプリ2025王者「たくろう」の赤木裕さんときむらバンドさんが日本初オーナーとして登場し、それぞれ「パチー」「さくりん」と命名して話題になりました。
ピンクという色に込められた「安心感」のコンセプトは分かりやすい一方、価格差の理由は公式に明言されておらず、今後の追加情報を待つ必要があります。
累計2万匹超という実績を持つシリーズだけに、次のカラー展開や価格戦略の行方も注目したいところです。
さらに深掘りしたい方へ
Moflinの基本スペックや既存カラーの詳細は、カシオの公式製品ページで確認できます。
さくら色の発表内容や体験イベントの詳細は、カシオのプレスリリース系メディアでも紹介されています。
新しいMoflinとの出会いを。
新色「さくら色」体験イベントを開催します|カシオ計算機株式会社
価格や発売日の一次報道は、以下の記事でも確認できます。