Canvaが自社開発AI「Canva Craft」発表、画像生成ラボ世界2位にランクイン
Canvaが10月22日、自社開発の画像生成AIモデル「Canva Craft(クラフト)」を発表しました。
社内のAI研究組織Canva Researchが一から訓練した初の基盤モデルです。
デザインツール内の「Dream Lab」なら全ユーザーが無料で試せるほか、開発者向けの公開APIからも利用できます。
第三者評価のDesignArenaのランキングでは、モデル単体で画像生成分野4位という結果が出ました。
AIラボ別で見るとOpenAIに次ぐ世界2位にあたり、海外の開発者からも驚きの反応が投稿されています。
先に結論をまとめると:
– Canvaが10月22日、自社開発の画像生成AI「Canva Craft」を発表。
Dream Labで全ユーザーが無料利用でき、開発者向け公開APIも同時提供
– プロンプトから構図の計画を作る画像計画モデルとレンダリングを分ける2段階方式を採用、文字入り画像は55言語に対応、アスペクト比も30種類以上
– 第三者評価のDesignArenaランキングでモデル単体4位、AIラボ別ではOpenAIに次ぐ世界2位と評価
発表直後からX上でも驚きの声
Canva公式は10月22日(現地時間)、Xの公式アカウントで発表を行いました。
投稿では「Craftは本日よりCanvaで利用可能になりました。
Dream Labで今すぐお試しください」と紹介しています。
公開APIを通じて開発者やAIエージェントが、Canvaのデザイン技術を自社のプロダクトやワークフローに組み込めるようになるとも説明しています。
Craft is available in Canva starting today! Try it now in Dream Lab: https://t.co/7YW6vOZsAt
— Canva (@canva) 2026年10月22日
We're also making Craft available through our public API, allowing developers and AI agents to bring Canva's design technology into their own products and workflows.
We can’t wait to… pic.twitter.com/Bf846WsEci
同時に投稿された別のツイートでは、「Canva Craftを発表します。
デザイン専用に一から構築した初のフロンティアモデルによって、並外れた画像生成がすべてのユーザーに提供されます。
CraftによってCanvaは、@DesignArenaのグローバルリーダーボードで画像生成分野における世界第2位のAIラボになりました」と述べています。
Introducing Canva Craft 🚀
— Canva (@canva) 2026年10月22日
Extraordinary image generation is now available to everyone, powered by our first frontier model built specifically for design.
With Craft, Canva is now the world's second most advanced AI lab for image generation on @DesignArena's global leaderboard.… pic.twitter.com/j8T6ssAHJP
この発表を受けて、海外の開発者からも反応がありました。
「Canvaが何をしたか分かっているか?自社開発の画像モデルを作り、OpenAIにしか負けなかった。
Craftという名前で、画像リーダーボードで4位に入った。
上位3モデルはすべてOpenAI製だ」という投稿です。
DO YOU REALIZE WHAT CANVA JUST DID?
— marcus (@marcusyul) 2026年10月22日
They built their own AI image model and only OpenAI beat it.
It's called Craft and it just landed #4 on the image leaderboard. The three models ahead are all from OpenAI.
That makes Canva the #2 AI lab for image generation:
→ Ahead of… https://t.co/MUjWUYexwu pic.twitter.com/LxPZBMGlt7
調べて分かったこと
Craftはどんな仕組みで画像を作るのか
Craftは、プロンプトをそのまま画像化するわけではありません。
まず構図や要素配置を記した計画を書く「画像計画モデル」が動き、その計画をもとに実際の画像を生成するレンダリング部分が続く、2段階方式で動作します。
プロンプトはどの言語でも入力でき、文字入りの画像は55言語に対応、アスペクト比も30種類以上から選べるとされています。
生成した画像は「Magic Layers」という機能でレイヤーごとに編集可能な要素へ変換できます。
文字の読みやすさや要素配置の精度を重視したデザイン特化のモデルだとうかがえます。
評価ランキングでは何位に入ったのか
画像生成AIの性能を比較するDesignArenaのグローバルリーダーボードでは、Craftはモデル単体で4位にランクインしました。
上位3モデルはいずれもOpenAI製で、Craftがそれに続く結果です。
これをAIラボ単位で見ると、Canvaは「OpenAIに次ぐ世界2位の画像生成AIラボ」という評価になります。
デザインツールの会社が、画像生成の専業ラボと肩を並べる成績を出した点が注目されています。
APIはどのように公開されているのか
CanvaはCraftをDream Labでの直接利用に加え、公開APIとしても提供しています。
これにより外部の開発者やAIエージェントが、Canvaの持つデザイン生成技術を自社のアプリやワークフローに組み込めるようになります。
API経由のプロンプトは1〜1万文字まで受け付けるとされる仕様で、長めの指示を細かく書き込みたい場合にも対応できる設計とみられます。
Shiritomo編集部の考察
デザインツールとして知られるCanvaが、画像生成の専業ラボを相手に世界2位の評価を得たというニュースは、AI開発の裾野が広がっていることを示す出来事と言えます。
Craftは文字の読みやすさやレイアウト精度、Magic Layersでの編集性を重視した設計です。
万人向けの画像生成よりも「実務で使えるデザイン素材作り」を強く意識した戦略がうかがえます。
日本語ユーザーにとっても、Dream Labで無料で試せる点は実際の使い勝手を確かめる好機になりそうです。
まとめ
Canvaは10月22日、自社開発の画像生成AI「Canva Craft」を発表し、Dream Labでの無料提供と公開APIの両方で利用できるようにしました。
第三者評価のDesignArenaランキングではモデル単体4位、AIラボ別ではOpenAIに次ぐ世界2位という成績を記録しています。
デザイン特化のアーキテクチャがどこまで実務に浸透するか、今後の展開にも注目です。