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「なんかカッコイイぞ!?」プロフィール画面1枚が”自分の広告”に化けるAIプロンプトの正体

Shiritomo編集部 @shiritomoAI_jp 2026年9月12日 更新
「なんかカッコイイぞ!?」プロフィール画面1枚が”自分の広告”に化けるAIプロンプトの正体

「なんかカッコイイぞ!?」——Xでプロフィール画面のスクリーンショットをAIに読み込ませた投稿に添えられた、あるユーザーの一言です。
声優と行政書士という2つの肩書きを持つこの人のプロフィールは、深い青を基調にした高級ファッション広告のようなポスターに姿を変えていました。

8月末から9月にかけて、こうした「自分だけの広告ポスター」がXのタイムラインに次々と流れてきています。
仕掛けたのはデザイナーのミヤマさん(@mmmiyama_D)が公開したプロンプトです。
SNS運用や個人ブランディングに関わる人なら、なぜこの手のプロンプトが繰り返し拡散するのか気になるところではないでしょうか。
実際の投稿を追いながら、広がり方の仕組みと、そこから学べることを整理してみます。

先に結論をまとめると:
– Xのプロフィール画面をAIに読み込ませ、本人の職業や趣味を反映した広告風ポスターを作るプロンプトが、9月に入ってもじわじわ利用者を増やしています
– 個々の投稿は数十〜136いいね程度で、大手メディアが報じるような数万いいね規模の大バズではなく、多くの個人が模倣参加する草の根トレンドです
– プロンプト自体は2026年7月に公開されたもので、8月に内容が更新されたことで再び利用者が増えたとみられます

プロフィール1枚が”自分の広告”に変わる投稿が相次ぐ

9月に入ってからも、Xでは「ミヤマさんのプロンプトお借りしました」という書き出しの投稿が途切れません。
声優と行政書士を兼業しているという男性は、こんな投稿を残しています。

添えられたポスターには、紺色を基調に「声優×行政書士」の文字と、声優としてのナレーション業務や、建設業許可の取得、補助金の申請サポートといった行政書士としての専門分野が、アイコン付きで整理されていました。
プロフィール文に書かれた情報を拾い上げ、キャッチコピーや路線図風のグラフィックまで添えて1枚の広告に仕立てる精度の高さが、「自己紹介が正確に映ってすごい」という反応につながっているようです。

簿記の勉強中の人、筋トレに励む人、キャンプが趣味の人——同じプロンプトを試したという投稿には、それぞれの活動を反映した色使いとポーズのポスターが並びます。
ただ、ここで気になるのは「同じプロンプトを使っているのに、なぜこれほどバリエーションが出るのか」という点です。
そこで、公開元をたどってみました。

調べて分かったこと

プロンプトはいつ、誰が公開したのか

検索すると、震源はデザイナーのミヤマさんがnoteで公開している「ミヤマ式|育てるプロンプト図鑑」というシリーズだと分かりました。
今回話題になっているXプロフィール画面を”広告ポスター”に変えるプロンプトは、2026年7月4日に公開されたもので、8月23日にも内容が更新されています。
元の投稿は3,500件を超えるいいねを集め、公開から2日で数百万回表示されたと伝えられています。
8月の更新が呼び水になったのか、9月に入ってからも新規の利用者が後を絶たない状況です。

プロンプトの中身はどうなっているのか

ミヤマさんがnoteで公開している内容を見ると、プロンプトには「万能版」「3案同時版」「アプリ広告版」など複数のバリエーションが用意されているようです。
プロフィール画像に加えて職業や趣味の情報を読み込ませることで、キャッチコピーや路線図風のグラフィック、アイコン付きの箇条書きなど、広告代理店が作るような要素を自動で組み合わせる設計になっているとみられます。

実際に投稿されたポスターを見ると、この読み取りの細かさが伝わってきます。
あるユーザーは、プロンプトに読み込ませた英語名の「マーガレット」が、花の和名である「木春菊」に変換された状態でポスターに反映されていたと驚きの声を上げていました。

こうした細部まで作り込まれる点が、「自分らしさが正確に表現される」という好意的な反応を呼んでいる理由の一つといえそうです。

静止画だけでは終わらない広がり方

広がり方は静止画だけにとどまりません。
あるクリエイターは、このプロンプトで作ったポスター画像をさらに動画生成AI「MiniMax H3」に読み込ませ、ポスター内のキャラクターと文字を動かす手法を紹介していました。

元のプロンプトが誰でも使える「型」として設計されているからこそ、他のツールと組み合わせた応用が生まれやすいという構造が見えてきます。
単なる模倣にとどまらず、自分なりのアレンジを加える余地があることも、トレンドが長続きしている要因の一つでしょう。

自分でも試すには?

検索データを見ると、「AIポスター」というキーワードの検索数は直近で12カ月平均の2.2倍に増えており、実際に自分でも作ってみたいと考える人が増えていることがうかがえます。
試す場合は、ミヤマさんがnoteで公開しているプロンプトをコピーし、自分のXプロフィール画面のスクリーンショットとあわせてChatGPTやGeminiに読み込ませる、という手順が基本になります。
プロフィール画面には本名や勤務先が書かれていることもあるため、投稿前に個人情報が意図せず写り込んでいないか確認しておくと安心です。

Shiritomo編集部の考察:テンプレートAIコンテンツが拡散する条件

今回のケースで興味深いのは、同じ制作者が5月・6月・7月と立て続けに「プロフィール変換系」のプロンプトを発表し続けている点です。
今回話題になっているのはその7月版で、8月の更新をきっかけに再び火がついた形になります。
1つのヒットで終わらせず、シリーズとして小刻みに変化球を出し続けることで、フォロワー以外の一般ユーザーにまで「次はどんなプロンプトが出るのか」という期待をつくれている構造だと考えられます。

SNS運用者にとっての示唆は、バズを狙うなら単発の投稿ではなく「誰でも複製できる型」をつくり、参加者が引用元を自然に添えたくなる設計にすることが再拡散の鍵になる、という点でしょう。
「お借りしました」という決まり文句がタイムラインに繰り返し現れるのも、この設計がうまく機能している証拠と見ることができます。

まとめ

プロフィール画面をAIに読み込ませるだけで自分らしい広告ポスターが作れるこのプロンプトは、大きなバズというより、じわじわと利用者を増やしている草の根トレンドです。
7月の公開から2か月以上たった今も新しい投稿が生まれ続けているのは、プロンプトが「型」として磨かれ、拡張されながら使われ続けているからかもしれません。

さらに深掘りしたい方へ

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プロンプトの原型や複数のバリエーションは、ミヤマさん本人のnoteで公開されています。